「日新」という社名の由来は、中国の古典である四書の一つ「大学」に記された、殷王朝(紀元前17~11世紀)の創始者である湯王が使っていた盤(洗面器)の銘文にあります。

名高い聖天子であった湯王は、毎朝使う洗面器に「苟に日に新にせば、日日に新に。又日に新なり」と刻み、自らを戒めました。これは、一日自分を新しくすることに努力した後は、次の一日一日も新たにし、さらに毎日新たにしていく――つまり、「少しでも新しくしようとする努力を、途切れなく続けなくてはいけない」という意味が込められています。

この精神に則って日々独創的な技術を生み出し、人と技術の未来をひらくことを志し、「日新」と名付けられました。

湯王の盤の推定復元品

湯之盤銘曰 苟日新 日日新 又日新(中国の四書の一つ「大学」から)