VISION2020
中長期計画「VISION2020」
「4×Global+NEW」で新たな成長を目指す
日新電機株式会社は、2016年度から2020年度までの5カ年計画「VISION2020」を策定し、いかなる環境下でも成長し、利益を上げられる「グローバル・エネルギー・環境・ソリューション企業」を目指します。
1.「VISION2020」の数値目標と事業ポートフォリオ別売上高構成
<2020年度目標> | |
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連結売上高 | 1,800億円 |
連結営業利益 | 180億円 (連結営業利益率10%) |
連結ROA※ | 10%超 |
連結ROE | 10%超 |
※総資産営業利益率
事業ポートフォリオ別売上高構成
2.「ビジョン2015」を振り返って
2015年度は2011年4月にスタートした当社グループの中長期計画「ビジョン2015」の最終年度であり、売上高は1,136億円と「ビジョン2015」の目標1,500億円を達成できなかったものの、営業利益は124億円と目標120億円を超過達成し、ROA(総資産営業利益率)も9.3%と目標8%を上回る結果となりました。
ビジョン2015 目標と実績
2010年度実績 | 2015年度 | ||
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ビジョン2015目標 | ビジョン2015実績 | ||
売上高 | 904億円 | 1,500億円 | 1,136億円 |
営業利益 | 72億円 | 120億円 | 124億円 |
(率) | (8.0%) | (8.0%) | (10.9%) |
ROA | 6.9% | 8.0%以上 | 9.3% |
新エネルギー・環境事業の大幅な伸びなどにより目指してきた「4×Global」(4つの事業をグローバルに展開)の事業ポートフォリオを形づくることができたこと、原価低減や事業構造改革によって収益力を向上できたことなどの成果はあったものの、国内電力各社の投資抑制、中国の電力機器市場における成長鈍化などにより、目標どおりの成長を実現するには至りませんでした。
3.「VISION2020」の成長シナリオ
3. | 1 「6つの成長ドメイン」の選定 いま当社グループがよって立つ市場では、電力システム改革をはじめとする大きな環境変化が起きつつあります。新たな中長期計画の策定に際し、これらのダイナミズムと100年の歴史の中で培ってきたコア技術およびお客様との信頼関係をマッチングさせることにより、これからの成長が期待できる事業ドメインとして、以下の「6つの成長ドメイン」を選定しました。
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3. | 2 「3つのAdvance」の開発・投入 6つの成長ドメインに次の「3つのAdvance」を開発・投入していくことにより事業成長を図ります。
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3. | 3 成長を支える「体質改革とあくなき原価低減」の推進 グループ内での組織横断的活動推進に加えて産・官・学など外部との協業を推し進める「縦・横・外とのコラボレーション強化」、日新アカデミーのカリキュラム充実や研修施設の拡充による「人材育成改革」、お客様のニーズに応えるソリューション提案や戦略的マーケティングを目指した「営業改革」、積極的な合理化・情報化投資の推進を含め受注から納入までのトータルプロセスの効率向上を目指す「NPS(Nissin Production System)の生産性改革」など成長を実現するためのさまざまな体質改革とあくなき原価低減にグループをあげて取り組みます。 「VISION2020」における各種投資
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3. | 4 「4×Global+NEW」の事業ポートフォリオを構築しさらなる成長を目指す これらの取り組みにより、「ビジョン2015」で築き上げた「4×Global」の事業ポートフォリオをベースに「6つの成長ドメイン」における新たな事業展開を推進し「4×Global+NEW」のより成長力ある事業ポートフォリオを構築するとともに、これまで培ってきた収益力に一層磨きをかけて、いかなる環境下でも成長し、利益を上げられる「グローバル・エネルギー・環境・ソリューション企業」となることを目指します。 |
4.社会貢献活動の充実
当社グループは本業を通じた社会への貢献は当然のこととして「お客様」「株主」「社会」「パートナー」「社員相互」の5つの信頼をベースにし、社会の一員としてより良い社会の実現を目指して積極的に社会貢献活動に取り組んでまいります。 「京都を中心とした歴史的文化財の保護」をはじめ「電気系エンジニアなどの人材育成」や「地域の環境保全活動への協力」などの活動を中心として「VISION2020」のスタート、さらには2017年4月に創立100周年を迎えるこの機会に社会貢献活動の一層の充実を図ります。
参考:VISION2020成長シナリオの全体イメージ