2016.10.20
最新の雷インパルス発生装置を導入~前橋製作所内の超高圧試験所に最新の雷インパルス発生装置を導入~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:小畑英明)は、前橋製作所内の超高圧試験所の雷インパルス発生装置(IG)を最新のIGに更新しました。導入したIGは、最高充電電圧±3600kVで、従来の試験設備と比較して試験の、雷インパルス試験の精度向上につながります。8月29日に火入れ式を行い、稼働を開始しています。

IG更新の経緯

IGは、超高圧試験所が設立された1971年6月(昭和46年6月)に導入し、計器用変成器などの試験に使用してきました。導入から半世紀近く経ち、設備の老朽化が進んだため、この度、最新設備へ更新いたしました。また、IG設備更新と合わせて試験の測定装置も最新装置へ更新することで、雷インパルス試験の精度がこれまで以上に高くなり、500kV、800kV、1000kV級のUHV(超々高圧)機器開発スピードと品質が向上いたします。

 

特長
 ①雷試験の国際規格であるISO17025に適合した
  試験所認定の取得が可能
 ②UHV機器の試験に対応できるようになり、
  機器開発スピードが向上

 

超高圧試験所の概要(IGの概要)
 機器名称  :雷インパルス発生装置(略称:IG)
 最高充電電圧:±3600kV
 投資額     :3.6億円
 

最新のIG設備導入で、ISO17025・試験所認定の取得が可能となり、試験項目に雷インパルス試験が追加され、高電圧試験所としての地位の向上とそれに伴うお客様からの信頼性向上につながると考えています。さらに、中国で需要が増えているUHV級機器の試験電圧も発生可能なため、よりグローバルに展開していきます。

 

[本件に関するお問い合わせ]

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