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2018.06.11
平成30年度CO2削減ポテンシャル診断機関に認定 ~省エネ診断でお客様のお困りごとをしっかり受け止め、ソリューションビジネスを推進~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤 成雄)は、環境省が推進する「平成30年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(CO2削減ポテンシャル診断推進事業)」において、CO2削減のポテンシャル診断を行う診断機関として認定されました。これにより、専門診断機関として、設備の運用状況やエネルギー使用量の計測、データ分析などの診断を行い、お客様にCO2削減に有効な設備導入や運用改善などの解決策をご提案します。

 

CO2削減ポテンシャル診断事業では、補助⾦を活⽤した診断を受けることができます。また、診断結果に基づいた設備導入の際にも補助金活用が可能で、お客様では診断・対策設備導入にかかるコストを削減しながら、CO2排出量を削減できます。

 

■CO2削減ポテンシャル診断事業の概要

概  要 CO2削減のポテンシャル診断を行う診断機関が、工場や事業所を対象に、設備の運用状況やエネルギー使用量の計測、データ分析などの診断を行い、CO2削減に有効な設備導入や運用改善などの解決策をご提案します。
診断対象 CO2の年間排出量が50トン以上3,000トン未満の事業所
メリット 専門機関による診断(現状把握、対策優先順位の明確化、投資効果の試算等)により、CO2削減対策を具体的に推進することが可能
診断にかかる費用に補助金活用が可能
診断結果に基づいた設備導入にも補助金活用が可能

(本事業の応募・交付には要件があります)

■CO2削減ポテンシャル診断とSPSSの関係

当社では、電力の安定的な確保、省エネ、省コスト、CO2排出量削減を解決するソリューションを「SPSS®(Smart Power Supply Systems:スマート電力供給システム)」として推進しています。CO2削減ポテンシャル診断は、CO2排出量削減を進めたいが何から取り組めばよいのかわからない、エネルギー分析に関する専門家がいない、設備更新したときの効果が知りたいなど、お客様のお困りごとをしっかりと受け止めて解決策を導くSPSSソリューションの一つとして活用いたします。

 

SPSSは、CO2削減ポテンシャル診断やエネルギーデータ分析などで、高効率空調・LED照明への切り換えなどによる省エネ推進が可能です。また、受変電設備の更新では、低損失機器や保守性を向上させた機器などの採用により、省エネルギー運用・メンテナンスコストの削減に貢献する更新をご提案できます。さらに太陽光発電システムや蓄電池システムを最適に管理するエネルギー管理システムの導入など、さまざまな角度からお客様のエネルギー課題に取り組み、段階的に幅広いソリューションをご提供できます。

 

当社は、CO2削減ポテンシャル診断をはじめとしたSPSSソリューションにおいて、従来の重電メーカーとしてのビジネスの枠を超えて、お客様が抱えているエネルギー課題に対して共同で解決にあたり、ともに成長し続けることを目指していきます。

 

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【ご参考】

■用語解説

・CO2削減ポテンシャル診断推進事業(環境省):

工場や業務用ビル等の機器の運用改善や高効率設備の導入は重要な温暖化対策ですが、短期間で投資回収が可能なものでも多くの対策が未着手になっています。このため、事業所のエネルギー実態の定量的な把握に基づき、費用効果的な対策を提案する「CO2削減ポテンシャル診断」を実施することが極めて有効です。「CO2削減ポテンシャル診断ガイドライン(平成27年度策定)」に沿った効果的なCO2削減ポテンシャル診断の実施や、その結果に基づく低炭素機器の導入を支援することを目的とした事業です。

年間CO2排出量が50トン以上3,000トン未満の工場や業務用ビル等の事業所(以下「受診事業所」という。)にCO2削減ポテンシャル診断を行う専門機関(以下「診断機関」という。)を派遣し、設備の導入状況、運用状況、エネルギー消費状況を踏まえ、受診事業所に合った具体的なCO2削減対策を提案します。診断結果は診断機関より受診事業所及び環境省に報告され、受診事業所においては今後の対策実施に活用して頂くことが期待されます。本事業においてはCO2削減ポテンシャル診断を行うために必要な経費が補助金として交付されます。

また、環境省のCO2削減ポテンシャル診断を受診した事業所において、診断で提案された対策案に基づき20%以上(中小企業は10%以上)のCO2削減量を必達することを条件とし、実施する対策のうち設備導入に要する費用の一部が支援されます。

・エネルギー管理システム(EMS):

エネルギー消費量のモニタリングや、省エネ行動を喚起するための見える化、空調・照明などの省エネ制御、分散型電源の制御など、節電・省エネに関する機能を持ったシステムの総称です。
一般的にEMS(Energy Management System)と呼ばれ、ビル向けのBEMS(Building Energy Management System)、工場向けのFEMS(Factory Energy Management System)、水処理向けのWEMS(Water Energy Management System)、家庭向けのHEMS(Home Energy Management System)などに分類されます。

・SPSS:

Smart Power Supply Systemsの略。当社の中核製品である受変電設備や、長年培った系統連系技術を駆使し、多様な分散型電源を組み合わせて省エネと電力の安定供給を実現するソリューションです。

・受変電設備:

電力会社から受電した電力を変圧器により負荷設備に適した電圧に変換した上で構内に配電・供給し、あわせて事故時には影響の波及を防止する機能を備える設備のことです。

・蓄電池:

電気を貯めておき、貯めた電気を必要なときに使うことができるものを言います。

 

 

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