2018.06.25
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第19号認定 ~新たな取り組みで2件目の認定を受ける~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長: 齋藤 成雄)は、京都市が推進する、京都ならではの自然環境や伝統文化を後世に受け継ぐための取り組みに賛同し、2018年5月30日に京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第19号の認定を受けました。これは2014年の第2号の認定に続き、2件目の認定となります。

 

京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度は、京都市の伝統文化を育んできた京都固有の生態系の保全を図ることを目的に、京都市が2014年より推進しているものです。京都の祭りや文化を支えてきた生きものの保全・再生を行う団体の取り組みを認定し、支援しています。

 

当社は、2015年より生物多様性保全活動の一環として本社工場内の緑地整備に取り組んできました。この経験を活かし、2019年3月に新たに開設予定の研修センター敷地内の緑地に、雨庭を新設・整備します。

雨庭とは勾配の低い場所に植栽や砂利などで土面を残し、雨水を吸収しゆっくりと地中に浸透させる構造を持つ庭のことで、古くから和風庭園などで見られる様式です。急激な雨水増加による排水溝の氾濫を抑制する他、良質な水循環を補助し多種の生物が育成できる環境を創造することができます。

さらに今回は整備だけにとどまらず、京都の文化にゆかりのあるフタバアオイやヒオウギなどの植物育成を通じた生物多様性の大切さを、社員だけでなく、近隣にお住いの方々にも触れて感じることのできる機会を提供いたします。これらの取り組みにより、プロジェクト第19号の活動として認定を受けるに至りました。

 

主な取り組み内容

雨庭を新設・整備することで水環境を良くし、多種の生物が育成できる環境を創造
京都市固有のフタバアオイ、カワラナデシコ、チマキザサ、ヒオウギなどを植栽
専門家を講師に招き、社員や地域の子どもたちに生物多様性の大切さを伝える勉強会や自然観察会を開催

このような活動を通して、京都固有の生物を守り、地域ぐるみで生物多様性が高まるような保全活動に積極的に取り組んでまいります。

 

<ご参考>

【2019年3月開設予定の研修センターの緑地イメージ】

【京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第2号取り組みの様子】

[本件に関するお問い合わせ]

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
日新電機株式会社 生産技術部 設備環境グループ  (075)864-8336