JECA FAIR 2024出展 「環境配慮型変電所」などを動画と模型で紹介
当社は5月29日~31日に東京ビッグサイトで開催された「JECA FAIR 2024」に出展しました。
今回当社が出展した内容について、業界の状況などと併せて紹介します。
JECA FAIRとは
JECA FAIRは電気設備に関する資機材、工具、計測器、ソフト、システムなどを紹介する日本最大の電気設備総合展示会です。
「電設工業展」の名でも知られており、2024年の今回で72回目の開催となります。
ブースコンセプト「地球環境を守り人々にやさしい社会を創る」
地球温暖化が加速する昨今、企業には環境への配慮やカーボンニュートラル化とともに、多発する自然災害時にも事業を継続できるBCP対策が求められています。
また、電気技術者の不足も深刻な状況です。
当社が展開するのは電力インフラを支える製品やサービス。
発電した電気を安全に使う人の元へ届ける中で、効率良く、無駄なく使うことにより、環境にやさしい社会づくりに貢献しています。
今回の当社ブースコンセプトは「地球環境を守り人々にやさしい社会を創る 日新電機のソリューション」としました。
たとえば、昔から電気絶縁に用いられてきたSF6ガスは、絶縁性能が良い反面、大気に放出されると環境に影響がある温室効果ガスです。
そこで当社はSF6ガスを使わず、性能も維持できる製品の開発を進めています。
他にも製造・輸送における電気使用およびCO2排出量削減にも貢献するコンパクト化や、電気の変換ロスを低減した製品のほか、リモートメンテナンスによる省力化など、環境にも人にもやさしい社会づくりに役立つ製品・サービスを出展しました。
さまざまなテーマで16枚の紹介パネルを展示
社会課題解決に貢献する「環境配慮型変電所(ECSS®)」
この変電所の特長としては、以下の点が挙げられます。
1.地球環境への配慮
- 温室効果ガスを使わない機器や、植物由来の油を使用した機器など、環境に配慮した機器構成
- 効率的に再エネを活用することで、CO2排出量を削減
2.コンパクトかつフレキシブルな構造
- コンパクト設計により限られた敷地でも設置可能
- 万が一の故障時にも切り離しが可能で、災害に強くBCP対策として有効
3.保守省力化
- センサやDX技術の活用により、遠隔から状況確認やメンテナンスが可能
私たちはさまざまな社会課題を解決し、持続可能な地球環境づくりに貢献するために、環境配慮型変電所の普及を推進しています。
ECSS展示コーナー
コンパクト・フレキシブル構成を分かりやすく伝える模型
当日の様子
特にECSSに興味を持っていただくことが多く、それぞれのお客様が持つ課題から社会課題まで多様化するニーズをお聞きし、改めて持続可能な社会づくりについて考えていく必要性を実感しました。
当日は多くのお客様にご来場いただきました