Interview社員インタビュー

徳島大学 大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 卒

2007年4月入社

徳島大学 大学院
工学研究科
電気電子工学専攻 卒

職種研究

直流配電システムの実現に向けて努力する日々

日新電機は「近未来の直流配電システム実現」を想定し、再生可能エネルギーと蓄電池を組み合わせた直流配電システムの構築と実証試験を開始しました。私はその中でキーコンポーネントの一つである、蓄電池への充放電を行うDC-DCコンバータ(直流変圧器)の研究開発をしています。
DC-DCコンバータは、半導体スイッチを高速に入り切りして変圧する装置ですが、構成や制御方法を工夫すれば変換効率がコンマ数パーセント向上します。そうすると、熱に変わっていた無駄な電力を抑えることができ、温暖化抑制にも貢献します。このわずかコンマ数パーセント向上を実現するため、日々、シミュレーションやハード設計、実機組立、試験に取り組んでいます。

装置を思い通りに作製できた時の喜び

日実機の組立までには、シミュレーションでの有効性確認、部品の選定、各メーカーとの打合わせ等、長い検討が必要になりますが、最初からうまく動作することはほとんどありません。不具合要因の分析と特定、対策検討と効果の確認を何度も繰り返します。自分が提案した回路、制御方法を用いた装置がようやく思い通りの動作を実現できた時の喜びは何物にも代えがたいです。
お客様に装置を納める際には、社内でうまくいっていた試験でも、現地へ装置を移動させて通電させるまでは、「うまく動作するか」「壊れないか」と不安と緊張が続きます。うまく動作した瞬間の感動と、お客様から直接ありがとうと言っていただいたうれしさは忘れられない、一生の宝物です。

学生時代の知識が活かせる仕事に携われる

学生時代の知識が活かせる仕事に携われる

就職活動では地元の関西が本社の会社で働きたいという思いを持つとともに、ものづくりが好きだったのでメーカー志望でした。また、学生時代の専攻である、パワーエレクトロニクスや電力系統分野に関係する仕事に携われたらと考えていました。そんな中、授業で「電力分野のコンデンサと言えば京都の日新電機」と聞いたことや、日新電機の工場見学を通じて大学OBと交流し、働きやすそうな雰囲気を感じて興味を持ちました。
主に受注生産でお客様のニーズに合ったものづくりができ、パワーエレクトロニクスの職種に携われなくても電力分野の仕事があることや、休日が多いので、好きな旅行も楽しめそうだと思い、日新電機を志望しました。

長期休暇を利用して旅を満喫

歴史・お城好きで、全都道府県を対象に指定された100名城を巡る「日本100名城 スタンプラリー」を楽しんでいます。お城以外の観光スポット、地元の名産、B級グルメなどの事前調査も楽しく、全都道府県を巡ると新しい発見の連続です。日新電機にはお盆休みとは別に7月下旬に長期の夏休みがあり、遠方の名城を訪れる時は、混雑を避けるため7月下旬の夏休みを利用します。過去には6泊7日で北海道の指定3城を訪れ、日本最東端の納沙布岬から函館まで北海道横断もしました。
冬は社会人になってから始めたスキーを毎年長野で楽しみ、リフレッシュしています。

就活生へのアドバイス

就活生へのアドバイス

自分の専門分野にこだわる必要はありません。入社してからも毎日が勉強で、活躍する場所はたくさんあります。就職活動中にしか見ることができないことや知ることのできないことがたくさんあるので、就活を楽しむくらいの気持ちで多くの企業を見るのがいいと思います。
社会人になってからは、仕事のことを気軽に相談したり、たわいのない話ができる友人・仲間の存在は大きな助けになります。大変だった実験や学会報告、楽しかった毎日のできごとなど、たくさんの時間を共有した同じ研究室の友人はかけがえのない財産になるので大切にしてください。

※本インタビュー記事は取材当時のものです。

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