2011年4月入社
大阪府立大学 大学院
工学域 物質科学系学類
マテリアル工学課程 卒
職種研究
私の部署では、AI技術(機械学習、数理最適化)を活用した新製品創出と業務効率化に取り組んでおり、私は数理最適化チームに所属しています。
一例として、現在取り組んでいる業務効率化に向けた取り組みを紹介します。
工場の生産計画は、部品供給のタイミングや作業内容など複雑な条件を考慮する必要があり、熟練の計画担当者が、長年の経験で培ってきたノウハウをもとに都度案件に合わせて作成しています。私の仕事は、数理最適化技術を活用することで、生産計画の作成業務を自動化することです。
開発初期は、計画担当者と打ち合わせを重ね、業務ルール(ノウハウ含む)のヒアリングを行います。その業務ルールを数式化し、調整を重ねることで、生産計画を自動で作成するツールが出来上がります。
これまでさまざまな仕事に携わってきましたが、業務効率化の仕事は昨年度から始めました。これまで実現できなかった問題に対して、数理最適化技術を活用することで可能性が生まれるこの仕事に、とてもやりがいを感じています。
生産計画の自動化に着手したばかりですが、計画担当者だけでなく、工場で製品を作っている現場の方の話をたくさん聞き、製品が出来上がるまでの流れをこれまで詳しくは知らなかった部分まで知ることができるところが、特に面白いと思っています。関係者全員に喜んでもらえることを目指して、日々の仕事に取り組んでいます。
大学で日新電機の説明を聞く機会があり、雰囲気が良かったのが印象的でした。また、幅広い製品を作っているという話を聞き、いろいろな仕事に取り組めると思い、入社を決めました。
休日は京都にある老舗の手摺り木版画のお店で開かれている木版画教室に通っています。
教室では季節に合わせた図柄を彫って、身の周りのものを作ります。木版画は絵の具の明るさや濃淡の微妙な違いで刷り上がったときの印象が大きく変わります。色の種類や名前など、いろんなことを教えてもらえるので毎回楽しみにしています。
自分の専門分野とぴったり重なる会社も良いですが、元々の専門とは異なる分野で専門家として活躍するという道もあります。どこにでも道はあるので、専門にこだわる必要は無いと思います。
興味が湧いた方は是非、日新電機を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
※本インタビュー記事は取材当時のものです。