設備や安全を”五感”で理解する 技術を培う研修センター
100年を越えて続く日新電機には、さまざまな技術・技能、ノウハウが培われています。
その技術をこれからも継承していくための学び舎である、日新アカデミー研修センターを紹介します。
「研修棟」と「実習棟」を備えた日新アカデミー研修センター
日新アカデミー研修センターは、次世代の人材育成と技術・技能の継承の場として2019年に開所しました。
従来の研修センターより広く設備も増強された本施設は、座学やグループワークなど大小規模の研修ができる「研修棟」と、各種体験型実習設備を備えた「実習棟」に分かれています。
実習棟には過去事例から学ぶ「安全の部屋」「品質の部屋」や、VRなどを活用した「安全実感実習室」もあり、技術だけでなく安全・品質についても体感できる施設です。
数十年前の製品も用意 新旧設備を実機で学ぶ
当社製品は製品寿命20~30年と長く、時には50年前の製品の点検を行うこともあります。
つまり、50年前の製品を理解し、点検できるようにならなければなりません。
そのため、実習棟にはあえて古い製品も揃えており、現場点検の前に点検する手順やポイントを実機で学ぶことができるようにしています。
また、当社のお客様を対象に、受変電設備の保守に携わる電気技術者育成を行う研修も本施設で実施しています。
電気技術者が減少する昨今、社内外に技術継承を行っています。
自社サービスの検証・プロモーションや環境への取り組みも
これは当社が提供するエネルギー活用技術「自己託送」を用いており、本施設では開発中の機器やシステムなどを使った実証実験も行っています。
当社が提供するエネルギーソリューション「SPSS(Smart Power Supply Systems)」の実規模検証施設として、お客様に当社サービスを紹介する施設としても活用されると同時に、エネルギーの有効活用により省エネ・省コスト・CO2排出量削減も実現する施設です。
社員からも好評の充実した研修
当社では新入社員の仮配属前に3カ月間の研修を実施しており、集合研修は本施設で行います。
また、キャリアに合わせたビジネススキル研修のほか、技術関連の座学や実技の研修などさまざまなコースがあり、学びたい分野ごと選択型で研修を受講することができます。
当社の強みに技術力とともに研修の充実度を挙げる社員は多く、研修センターが当社の強みを育む礎となっています。