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NISSIN ELECTRIC

日新電機「らしさ。」第4話 ASEAN拠点の活気が伝わるブランデッドムービー

当社の「らしさ」、そして「良いところ」をみんなに知ってほしい…
そんな考えのもと、『日新電機「らしさ。」』というドラマ仕立ての動画シリーズを制作し、ウェブサイトやYouTubeで公開しています。
熱意を持って仕事に取り組む社員の姿を描くこの動画。今回は第4話に込めた想いを紹介します。

ブランデッドムービーとは

この動画シリーズは「ブランデッドムービー」という位置付けです。
「ブランデッドムービー」とは、簡単に言うと企業の「ブランドイメージ」を紹介するための動画のこと。
普段なかなか目にする機会の無い製品を扱う当社のことを、皆さんにも知ってもらうために制作しています。

当社のブランデッドムービー「らしさ。」では、『社員が思う日新電機の「良いところ」』をストーリー仕立てにしています。
第4話は、タイという日本と異なる文化と環境の中で懸命にチャレンジする姿を描いたストーリーになっています。

独自事業を展開 活気ある現地社員が活躍する日新電機タイ

舞台はグループ会社の日新電機タイ株式会社、通称NET。
NETは1987年に日新電機初の海外子会社として設立し、日新電機の電力機器製造に伴う金属部品加工や組立などから事業をスタートしました。
現在は社外からもさまざまな業種の装置・部品の受託生産を行うほか、現地ニーズに合わせた新たな事業拡大を進めています。
日新電機グループではこれらの「装置部品ソリューション事業」を、タイ・ベトナム・ミャンマーの子会社を中心に展開しています。

NETの従業数は約700人。現地に出向している日本人は十数人程度で、その他は全て現地社員です。
現地社員たちは非常にアグレッシブで団結力と活気があります。


工場内の撮影の様子

日本の電力業界は新たなニーズは生まれつつも比較的成熟した市場ですが、装置部品ソリューション事業は各国の社会課題やニーズに応じて異分野への展開も視野に検討する発展的な状況にあり、直近では日新電機タイに小型衛星の製造拠点を設立するための取り組みを進めています。
工場面積は約40,000㎥、第8工場まである大規模工場で、板金加工・溶接・切削加工・表面処理などさまざまな設備を導入しており、日本に劣らない品質で製造を行っています。
また、同事業を展開する日新電機ベトナムに34,700㎡、日新電機ミャンマーに1,500㎡の工場があり、この規模で受託生産を行っている企業は世界規模でもめったにありません。

海を越え、言語を越え、伝える想い 第4話のみどころ

第4話は、主人公の日々野 新(ひびの あらた)が海外短期トレーニー制度でタイに出向し、コミュニケーションに苦戦しながらも、日本と異なる文化と環境の中で設備改善にチャレンジするストーリー。
この制度は事前に課題を設定し海外グループ会社で仕事を行う社内制度で、設備改善とは設備の配置や人の導線などを見直し製造ラインを改善することです。

今回、海外で働く際に起こりがちな文化や環境の違いによるディスコミュニケーションが大きなポイントになっています。
新に課せられた課題は、移動を減らし時間・場所のロスを低減した配置になるよう製造ラインの改善を行い、お客様の要望である生産量倍増を実現すること。
新は最初、日本と同じ感覚で「計画の内容を伝えればその通りに行動してくれるだろう」と考えていましたが、現地社員に「改善の目的や効果の具体的なイメージが伝わっていない」ことにより、優先順位が共有できずうまく仕事が進みません。

もちろん日本でも目的を明確にして仕事をするものですが、日本なら言外から汲み取ったり、細かいコミュニケーションを取ったりすることで通用していたことが海外では通用しないなど、文化の違いで仕事のやり方にギャップを感じることが「トレーニーあるある」になっていることから、このストーリーが出来上がりました。

設備改善のイメージ

キーワードは「お客様のため」と「みんなと同じ気持ち」というセリフです。
日本で製造する電力機器もお客様の仕様に合わせたオーダーメイドで、難しい課題に対し社内で力を合わせて解決していきます。
国や事業内容が変わっても、そういった想いを持ってみんなが仕事をしていることに変わりはなく、言語の壁を越えてその想いを共有しようと働きかけることがストーリーの変化点になっていました。
目的を共有することや想いを伝えること、それらは全てコミュニケーションであり、言語だけで伝えるものではありません。
リアル編では、実際に海外短期トレーニー制度でベトナムに出向し、現在は駐在員として日新電機ベトナムで統括的なマネジメントを行っている社員のインタビューを紹介しています。


製造ライン前での撮影


和やかな撮影現場

撮影裏話 約800人のASEAN現地社員が撮影に協力

撮影はタイだけでなくベトナムでも行われ、ミャンマーからも動画を貰いASEAN拠点が勢ぞろいしています。
主人公の新と先輩駐在員の天海(あまみ)以外の出演者は全て実際に現地で働く社員で、撮影に協力してくれた社員は約800人。
撮影は12月でしたが、この時期でもタイやベトナムの最高気温は25℃以上という、日本でいう夏日の気候です。
新を見送るシーンでは昼休みに撮影を行い、暑い中たくさんの社員が協力してくれました。

また、今回タイ・ベトナム・ミャンマーなどさまざまな国が登場します。国が変われば視点や気にすることも変わるもの。基本的には日本語展開の本シリーズですが、さまざまな国の人が見て、特定の国の人や文化がネガティブな印象に見られ、誤解されることが無いよう注意が必要でした。
初めは新も常に忙しそうな現地社員と話すタイミングを掴めずにいるものの、決して現地社員が冷たいわけではなく、目の前の仕事とその先にいるお客様のことを真剣に考えています。
お互いがその想いを共有すれば、どんな時も自分たち「らしさ」をもって、同じ目的に一緒に取り組むことができるはずです。

ちなみに社長役で登場するのは、NET社長の生方本人です。
課題に行き詰まる新にそっと声を掛け、さりげなく天海との出会いのきっかけをつくったシーンは、生方の持つ穏やかな優しさを感じます。


ナイトマーケットでの撮影


ベトナムにてリアル編の撮影の様子

<関連リンク>
▶ ブランデッドムービー 日新電機「らしさ。」 特設サイト
▶ 日新電機タイ株式会社についてはこちら
▶ 日新電機ベトナム株式会社についてはこちら