男性管理職の育休体験記 ~現代的な発想へのアップデート~

男性の育休取得が進んでおり、当社でも積極的な育休取得が進むようサポートを行っています。
今回は実際に育休を取得した男性管理職社員の体験記を紹介します。
管理職の育休! 職場の準備と対応は
Q.
育休を取得した時期と期間は?不在時の体制や準備したことは?
A.
期間は出産日からの約1カ月です。大型連休と時期が重なったため、特別休暇※と有給休暇を併用して19日分取得し、不在日数を抑えることができました。
育休を取得するにあたっては、管理職としての責任を踏まえ、計画的に準備を進めました。出産の約6カ月前から直属の上司(部長)に取得の可能性を共有し、出産の約3カ月前には人事と制度の確認を実施。1カ月前からは部内で引継ぎ計画を具体化しました。
理解のある上司と、助け合うチームメンバーの支えにより、円滑に育休を取得することができました。心より感謝しています。
※特別休暇:冠婚葬祭や感染症・災害など特定条件の下で取得できる休暇。配偶者の出産においては2日の特別休暇が与えられる。

育休までのスケジュール

当社の男性向け育休制度
育休期間に感じたこと ~初めての育児にさまざまな気付き~
育休期間に家庭で行っていたことや感じたことは?
A.
妻の身体を労わるため、いわば「主夫」として過ごしました。出産後は5日間の入院があり、退院後は家事をほぼ全て私が担当しました。具体的には、朝起きて洗濯・掃除をし、栄養バランスを意識した朝食を作り、片付けをしてから食材や子供用品の買い出しへ。その後も昼食・夕食の準備、食後の後片付け、夜は子どもをお風呂に入れる——という毎日です。料理・洗濯・掃除など、家事全般に取り組みました。
正直、ここまで大変で時間がかかるのかと戸惑う瞬間もありましたが、その分だけ親となる責任の重さを実感し、自分を育ててくれた親への感謝がいっそう深まりました。

育休を取得して変わったこと ~個々を理解し支えあうチームづくり~
Q.
育休前後で、意識や仕事の仕方などに自分が変わったと感じたことは?
管理職である以上、育休前は「プロフェッショナルとして賃金をいただいているなら、残業してでも高い成果を上げるべきだ」と考えていました。
しかし子どもが生まれ、残業が難しい日々が続く中で、これまでのように「時間をかけて成果を出す」ことができなくなりました。
その経験を通じて初めて、会社にはそれぞれ異なる事情を抱えながら、自分の人生を力強く生きている多様な人たちがいることを実感しました。
以来、個々の事情を理解し、互いに支え合うチームづくりをより意識するようになりました。また個人としても、限られた時間の中で成果を上げる意識が高まりました。
就業時間の制約や上司・チームメンバーからの期待など、プレッシャーはありますが、「自分ができることを精一杯やるしかない」という気持ちで、日々試行錯誤を続けています。

管理職の育休 ~現代的な発想へのアップデート~
管理職・男性が育休を取得することにどんな印象を持った?
取得してみて感じた難しさやアドバイスは?
A.
有価証券報告書をはじめとした公的な資料や採用情報に育休取得率の記載が求められるなど、時代は大きく変わっています。そうした流れの中で、今後育休を取得していく後輩たちをより理解するためにも、管理職である自分が率先して取得し、自らの“昭和的”な発想をアップデートして視野を広げたいと考えました。
一方で、取得期間中の業務を支えてくれたのは上司やチームのメンバーであり、結果として彼らに負荷をかけてしまったことは事実です。助け合える仲間に恵まれたことに、心から感謝しています。

当社の育休取得率
また、管理職という立場上、会社と私生活を完全に切り分けるのは現実的ではありません。だからこそ、会社に所属する以上はワークライフハーモニー※の実現を大切にしています。すなわち、人生(会社を含む)の中で何を優先し、何を手放すかを見極めながら、限られた条件の中でも仕事と私生活を自分の理想に近づけていく——そのために日々、試行錯誤を続けています。
子どもは生後6カ月になりました。先輩方からも、これからしばらくは子育てに多くの時間を割く時期だと聞いています。長年「夫婦2人」を前提に設計してきた生活基盤を見直し、生き方そのものをアップデートする必要があります。これからも、自分の人生を主体的に生きる姿勢を大切にしていきたいと思います。そのようなことを後押ししてくれる会社だと信じています。
※ワークライフハーモニー:仕事と生活を対立ではなく相互に活かし合う関係と捉え、より充実した人生を目指す考え方。
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男性育休取得者座談会
