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石村亭プロジェクト

石村亭 母屋の玄関

石村亭 母屋の玄関

文豪・谷崎潤一郎との約束

中門から臨む糺の森

中門から臨む糺の森

京都市北部を北から南へ流れる賀茂川と高野川。二つの川が合流するところに世界文化遺産に登録された下鴨神社があります。当社の迎賓館「石村亭」はこの下鴨神社の境内・「糺(ただす)の森」に面し、かの文豪・谷崎潤一郎が「潺湲※(せんかん)亭」と名づけてこよなく愛した邸です。
※潺湲とは水の流れる様子、または音を意味する。

生涯に40回以上も引っ越した"引越魔"であった谷崎ですが、潺湲亭で過ごした63歳から70歳までの期間は、その40回以上のなかでも3本の指に入る長さです。

母屋から眺めた庭

母屋から眺めた庭

事情により心を残しながら邸を明け渡すことになったとき、当社は縁あって譲り受けました。1956年(昭和31年)12月のことです。その際、「京都に来たときは見に来たいので、できれば現状のまま使ってもらいたい」との要望が谷崎より出され、その趣や佇まいを変えずに持ち続けることを約束しました。その言葉通り、熱海に転居した後も谷崎は春秋には京都を訪れ、庭を眺めながら一時の憩いを楽しんでいました。

石に囲まれた庭の池

石に囲まれた庭の池

邸の名前は「会社の施設として『潺湲亭』では堅すぎる。庭に石が多いから『石村亭』がよかろう」と谷崎自ら名付けたのが由来です。以来、当社は50年以上にわたり、谷崎との約束を守って石村亭を維持・管理してきました。文豪の目に映った風景はいまも下鴨の地に息づいています。これからも当社は、谷崎潤一郎ゆかりの貴重な文化財として石村亭を誠実に守り続けていきます。

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