杉戸県土整備事務所

通信路を2重化した信頼性の高い監視制御システム

監視制御装置「AQUAMATE®-8100」初号機を納入

AQUAMATE-8100

AQUAMATE-8100

埼玉県が所管する道路や河川を管理する杉戸県土整備事務所殿に、監視制御装置「AQUAMATE-8100」を納入しました。本装置は、従来から当社が展開している水処理施設向け監視制御装置「AQUAMATE(アクアメイト)」の最新シリーズで、初号機の納入となります。

埼玉県が実施する総合治水対策のひとつに、一級河川中川における堰(宇和田さくら堰)があります。

これは、中川と幸手放水路の分流部分の堰に設けられた起伏ゲートにより、河川水量増加時に幸手放水路への流入量を増やし、中川上流排水機場から江戸川への放流量を増やすことで、中川下流域の浸水被害軽減を目的としています。

システム構成図

システム構成図

今回当社は、中川上流排水機場および杉戸県土整備事務所に各1台、宇和田さくら堰用監視制御装置を納入。現地での監視制御のほか、遠方においても同様の監視制御を行うことが可能となります。また、ITV監視装置では、宇和田さくら堰に設置したCCTVカメラにより、河川の状況をリアルタイムに監視できるようになっています。

さらに本施設では、悪天候時の監視制御が重要であるため、現場と中川上流排水機場間の通信路は、光ファイバケーブルと無線によるネットワーク2重化システムを構築するとともに、無線には防災設備等でも実績のある25GHz帯小電力無線を採用。豪雨時においても自動変調により無線伝送を可能とし、信頼性の高い監視制御システムを構築しました。

当社は今後も、市場やお客様のニーズにマッチした監視制御機能を充実していき、長期にわたる施設運用をサポートしていきます。

納入品

  • 監視制御装置(AQUAMATE-8100)

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