電力・環境システム事業
社会インフラ・環境
電気の安全かつ効率的な供給や再生可能エネルギーの有効活用に貢献
電気エネルギーを安全かつ効率的に供給するため、設備に適した電圧に変換し、それを監視・制御する電力設備の開発・製造を中心する事業です。
当社のお客様は主に、発電所や変電所などの電力インフラ、水処理施設などの水環境インフラ、高速道路や鉄道などの交通インフラ関係の会社、工場やオフィスビル・ショッピングモールなどの大規模施設です。
特に電力会社向けの電力用コンデンサは国内シェアの100%近くを占め、「コンデンサの日新」と呼ばれています。
昨今では、工場やオフィスビル向け66/77kV特別高圧変電所において、さらなるコンパクト化と短工期、環境への配慮、エネルギーコストミニマム化などを実現した次世代変電所「Advanced-XAE変電所(A-XAE変電所)」を提供することで、省エネ・省コスト、系統安定化など、お客様のニーズに応えながら電力の安定供給と環境負荷低減に貢献しています。また、生態系に影響の少ない絶縁油への代替など、環境配慮製品の開発・普及にも注力しています。
さらに、太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用とそれに伴う電力系統安定化やインフラ整備、環境汚染への対応など、地球規模で高まる社会ニーズに応える製品も展開。次世代送配電網(スマートグリッド)の構築に向け、分散型電源を有効活用するエネルギー管理システム開発を推進するほか、水処理施設における監視制御システムでは水質安定化にも寄与しています。
持続可能な未来を目指して
電力の安定供給は安定した経済活動や快適な生活の維持に欠かすことができません。当社の製品・システムは、電力供給の安全・安定化のみならず、効率化をも実現し、国内外の電力インフラの整備に役立っています。また、環境分野においても、高精度な制御システムで水処理施設の安定運営を支え、水資源の総合的な管理に貢献しています。
加速する地球温暖化への対応として、生分解性の高い絶縁油の開発・製品への適用のほか、温室効果ガスに定義されるSF6ガスの使用削減や電力損失を低減した製品ラインアップなど、環境に配慮した製品の拡充にも取り組んでいます。