「日新アカデミー」の教育・研修

当社グループでは、社員の働きがいを高めるとともに、社会に貢献できる人間的成長を支援することを目的とした教育・研修体系「日新アカデミー」を開設しています。
社長が学長、人材開発部が事務局を務め、役員がアドバイザーとなって、「自己研鑽のための教育・研修」「職場教育(OJT)」「ジョブローテーション」の三位一体の人材育成体制で推進しています。日新アカデミー体制は「全員教育」「ビジネススキルコース」「技術・技能コース」「部門(関係会社)内教育」で構成し、職位や仕事レベルに応じて求められる知識や考え方を身に付けられるよう、階層別の教育を中心に、受講を必須化しています。また、学びたい分野に合わせた選択型研修やキャリアデザイン研修などさまざまな研修を実施し、社員一人ひとりがチャレンジ意欲を持って自分の「ありたい姿」を目指し、仕事を通して自己成長と会社や社会への貢献を実感できるよう支援しています。

目指す人材像

  • 理念・事業の精神・ビジョンを共有する人材
  • PDCAを回し、マネジメント力がある人材
  • 問題解決・生産性向上できる人材
  • グループ・グローバルに考え行動できる人材

教育体系・運営体制

年間受講者数

  • データ対象範囲:
    日新電機グループ(国内グループ会社、海外グループ会社を含む)

グループ・グローバルな社員教育・研修GLOBAL

中国語圏およびASEAN地域の海外グループ会社では、現地通訳担当者と連携して、パソコンソフトの使用法・プレゼンテーション・ロジカルシンキング・コミュニケーション研修などのビジネススキル研修や、各国の文化に合わせた専用プログラムの研修で、人材育成支援に取り組んでいます。
また、グループ・グローバルな人材育成を推進するため、当社グループ企業理念の理解と中長期計画「VISION2025」の目指す姿の共有のための研修や、安全・品質への意識向上のための研修を実施しています。

研修制度について(主な講座一覧など)

グローバルリーダーを育成する海外短期トレーニー制度 GLOBAL

2013年から若手・中堅社員の海外経験を増やし、グローバルリーダーを育成することを⽬的として「海外短期トレーニー制度」を開始しています。

海外短期トレーニー制度について

DX人財の育成体系を整備

当社グループでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していくために、日新アカデミーの人材育成体系の中に2023年度より「日新DXカレッジ」を立ち上げ、DX人財の計画的な育成を行っています。DXスキルレベルを3段階に分け、デジタルリーダー、デジタル支援人材の育成と、全社員のデジタルリテラシー向上を図り、これからの社会変化に対応できる企業を目指します。

技術継承とモノづくり基盤・結束力の強化

フェローとの意見交換会

2010年度より、当社グループに不可欠で極めて高度で希少な技術を有する管理社員を「フェロー」に任命しており、フェローの有する幅広く奥深い知識を継承し、これからの事業戦略や自己成長に活用できるよう、技術継承の場を提供しています。
今後も、従来の講演会に加えた座談会形式の意見交換会の開催など、フェローの技術や知見を多くの社員へ継承する機会を設けていきます。

技能競技会GLOBAL

当社グループでは、技能継承と技能向上、安全・品質向上を目的に、国内外グループ会社・協力会社を含めた多くの技能者が参加する技能競技会を毎年開催しています。
競技会では、実技の4種目(ねじ締め組立、圧着・配線接続、フォークリフト、リーチフォーク)と、競技部材の提出により審査を行う4種目(被覆アーク溶接、炭酸ガスアーク溶接、TIG溶接、吹付塗装)の競技を実施しています。2022年度は125人が参加し、会場とリモートで審査・応援を行いました。審査員から良い点や改善点などのフィードバックと上位入賞者の表彰を実施して、プロフェッショナル意識のさらなる向上を図っています。

圧着・配線接続競技

小集団Kaizen活動GLOBAL

職場・業務内の問題を見つけ、チームで改善を積み重ねる「小集団Kaizen活動」を通じて、事実とデータに基づいた仕事の遂行定着によるモノづくり基盤と結束力の強化を目的に、グローバルに活動を推進しています。
年に1回、前年度の改善活動の報告会を実施しており、2022年11月の世界大会では、国内4チーム・中国語圏3チーム・ASEAN1チームの計8チームが会場とオンライン配信で活動事例を発表し、改善プロセスや成果、継続性、水平展開などの観点から審査を行いました。
2023年度からは、「日新電機グループKaizen活動」として活動の活性化を図って社員の意識を高め、当社グループのさらなる成長につなげていきます。