3.6~36kVガス遮断器の廃棄時の注意事項

3.6~36kVガス遮断器を廃棄し分解するときには、必ず内部のSF6ガスを回収してから実施いただくようお願いします。

2008年に1件、2009年に1件、7.2kVガス遮断器(ランナーク形GCB)解体を、ガスを抜かないで実施したため、部品(固定コンタクト)が飛び出して負傷するという人身事故が発生いたしました。

事故発生以降納入した遮断器には、下記の注意ラベルを遮断器本体に貼り、このような事故を防止する対策を実施しています。

既に該当器を納入したお客様に対しては2017年現在までに、注意ラベルを送り貼っていただくようお願いし、点検を当社が実施している場合はお客様にご了解を頂いてから当社で貼ってまいりましたが、当社から連絡が取り難いお客様に対して、ここに改めてお知らせいたします。

なおSF6ガスは地球温暖化ガスに指定されており、廃棄処分に関しまして適正に回収処分をする必要があります。ガスの回収については当社でも実施しておりますので、ご相談・ご用命くださるようお願い申し上げます。

 

<対象となる機器>

■7.2~12kVガス遮断器

ランナーク形ガス遮断器
納入時期 1981年~現在まで
形  式 FR1-125 7.2/3.6kV 12.5/16kA 600,1200,2000A
FR1-200 7.2/3.6kV 20/25kA 600,1200,2000,3000A
FR1-400 7.2/3.6kV 31.5/40kA 1200,2000,3000,4000A
FR2-400 12kV 40kA 1200,2000A
ガス遮断器
納入時期 1989年~1996年まで
形  式 GC1シリーズ 7.2/3.6kV 12.5kA 600A
GC2シリーズ 7.2/3.6kV 12.5kA 600A
ガス開閉器
納入時期 1991年~1996年まで
形  式 GZT シリーズ 3.3/6.6kV 4kA 200,400A
GZF シリーズ 3.3/6.6kV 4kA 200,400A
GZT2シリーズ 3.3/6.6kV 4kA 200,400A
GZF2シリーズ 3.3/6.6kV 4kA 200,400A

■24/36kVガス遮断器

フリュアーク形ガス遮断器
納入時期 1978年~現在まで
形  式 FC3-400 24kV 40kA 600,1200,2000A
FC4-315 36kV 31.5kA 600,1200,2000A
FCT形ガス遮断器
納入時期 1984年~現在まで
形  式 FCT2-250 24kV 25kA 600,1200,2000A
FCT3-250 36kV 25kA 600,1200A

 

[本件に関するお問い合わせ]

 こちらのフォームよりお問い合わせください。