ニュースリリース
遠隔出力制御(出力抑制)機能をパワコン全機種に搭載!DC1000V対応660kW機も新ラインアップで、幅広く再生可能エネルギー事業に貢献
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:小畑英明)は、1月26日の経済産業省による新たな出力抑制ルール施行に伴い、遠隔出力制御(出力抑制)機能を4月1日よりパワーコンディショナ全機種に搭載します。
併せて、DC1000V対応の大規模太陽光発電システム向け660kW屋外形パワーコンディショナ「SOLARPACKR660」(ソーラーパック660)を同日より発売します。
1. 遠隔出力制御(出力抑制)機能
太陽光の固定価格買取制度認定量の増加に伴い、電力会社への申し込み分すべてが電力系統へ接続されると、電力需要の少ない春や秋の晴天時には消費電力を上回り、電力の需給バランスが崩れ、安定供給が困難な事態が起こり得る懸念があります。
本機能を搭載することで、遠隔地からの制御指令をパワーコンディショナが受け取り、時間単位でのきめ細かな出力制御を行うことができます。
2. DC1000V対応660kW屋外形パワーコンディショナ
大規模メガソーラーシステムで直流入力DC1000Vに対応した製品を希望する声が多数寄せられたため、今回、新たにDC1000V入力に対応した新タイプ660kW屋外形パワーコンディショナ「SOLARPACKR660」をラインアップに加えました。
太陽光発電において、従来の直流入力電圧DC600Vで構成していたシステムと比較すると以下のような特長があります。
1)コスト削減
・たくさんの太陽電池モジュールを集めて構成することができ、ストリング(太陽電池モジュールを複数枚並べて直列接続したもの)の数を減らすことで、接続箱などの機器コストを削減できます。
・接続箱からパワーコンディショナまでの配線ケーブル数を減らすことができ、施工コストを削減できます。
2)発電量の増大
直流電流の減少によりケーブルサイズや重量を削減でき、ケーブルロスを低減することができるため発電量が増大します。
項目 | 仕様(予定) |
---|---|
設置場所 | 屋外(塩害はオプション) |
冷却方式 | エアコン冷却 |
定格容量 | 660kW |
直流最大入力 | DC1000V |
運転電圧範囲 | DC460~900V |
交流出力 | AC300V(昇圧絶縁変圧器で6600Vへ昇圧) |
定格変換効率 | 98%(予定) |
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