2017.01.23
前橋製作所内に小形油入変成器の新工場が完成 ~工場稼働式を開催~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:小畑英明)は、当社前橋製作所(群馬県前橋市、製作所長:上原祐治)に77kV以下油入計器用変成器(電力需給用計器用変成器含む)の専用工場が完成し、2017年1月20日に稼働式を執り行いました。新工場の完成により同製品の生産能力を増強させました。
式典には、当社常務取締役/電力システム事業本部長の延 昌秀をはじめ、当社関係者が出席しました。

新工場建設の経緯
2020年4月より開始される電力の発送電分離に伴う施策により、電力の取引用に計量器として使用される電力需給用計器用変成器の需要の拡大が予想されます。
当社では、その需要に対応するため、前橋製作所内の旧コンデンサ工場を全面リニューアルし、電力需給用計器用変成器を含む77kV以下油入計器用変成器の専用工場を新設しました。新工場では、製造工程を工程順に一直線に並べるなど、各作業スペースを最小限にすることにより、コンパクトで効率的な生産ラインとすることで、リードタイム短縮により、生産能力向上を図っています。
既存の変成器工場は110kV以上の高圧、超高圧専用工場とし、新工場へ移管した分のスペースを有効活用し、製造工程を新工場同様に見直し生産性向上を図っています。

今後、拡大する需要と、多様化するお客様のご要望に対応できる生産体制を整備することにより、中長期計画「VISION2020」達成に向け、当該セグメント売上高の5割向上を目指します。

新工場の概要

生産品目 77kV以下の油入絶縁式一般計器用変成器および電力需給用計器用変成器
生産能力 1400台/年間
操業開始 2017年1月20日
増床面積 工場棟3200平方メートル
投資金額 250百万円
売上高 5,860百万円(2015年度:変成器事業全体)
従業員数 130人

電力需給用計器用変成器

電力の取引または証明における計量に用いる最大需要電力計、電力量計または無効電力量計と組み合わせて用いる計器用変成器で、発送電分離においては発電会社と送電(変電)会社の間の計量点(一般には発電所)に設置され、取引電力量を計測するもの。

以上

<参考資料>

前橋製作所の概要

代表者 前橋製作所長 上原祐治
開設 1963年4月
所在地 群馬県前橋市総社町総社2121番地
敷地面積 186,700平方メートル
従業員数 約500名
生産品目 ガス絶縁開閉装置、遮断器、
計器用変成器(コンデンサ形計器用変圧器、 変流器、計器用変圧変流器等)、
電子線照射の受託加工、薄膜コーティングの受託加工

お問い合わせ先

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
日新電機株式会社 広報グループ  (075)864-8849