ニュースリリース

VISION2020達成を目指し産業用装置・部品受託加工事業の事業拡大に向け設備投資 ～タイ新工場増設、ベトナム最新設備導入～

日新電機株式会社（本社：京都市右京区、社長：齋藤成雄）は、中長期計画「VISION2020」で新たな事業の柱とすべく注力する産業用装置・部品受託加工事業（以下、装置・部品事業）の事業拡大に向けて設備投資を実施します。グループ会社の日新電機タイ株式会社（本社：タイ、社長：天海秀樹、以下NET）は、装置・部品事業の拡大を図るため、この度、同社に隣接した工場を取得、2018年6月10日より稼働を開始しました。さらに日新電機ベトナム有限会社（本社：ベトナム、社長：生方寛之、以下NEV）では、最新の加工設備の導入を進めています。タイ、ベトナムに設備投資することにより、グローバルに高まる品質向上、コストダウンのニーズに応え、装置・部品事業をより強化すると共に、電力機器事業や薄膜コーティングサービス事業などの日新電機グループにおける海外市場展開拠点としても活用し、さらなる事業拡大を図っていきます。

VISION2020達成に向けて

2016年4月よりスタートした新中長期計画「VISION2020」の達成に向け、装置・部品事業を新たな事業の柱に成長させるため、積極的な設備投資を行っています。タイ・ベトナムを併せた当社グループ装置・部品事業の売上高は2015年度の約35億円から2017年度約51億円と順調に伸びてきています。

各産業界で必要とされる金属部品やワイヤーハーネスおよび装置組立までを手掛ける総合サプライヤーとして、昨今、日本国内市場で供給能力不足となっている金属加工部品やワイヤーハーネスなど、タイ、ベトナムに大規模な生産供給体制を構築して提供していきます。

装置・部品事業の2018年度売上計画として約70億円、2020年度には100億円への成長を目指しています。

NET新工場増設

装置・部品事業を中心に新規の引き合い、受注が増加しており、今後の装置・部品事業や電力機器事業の売上拡大を目指す上で、生産スペースが不足することが想定され、新工場増設を検討していました。隣接した場所に新工場を増設することで、人材面、物流面でのロスが発生しないため、事業採算の観点からも効果が高く、NETに生産スペースを確保しておくことで、日新電機グループ海外事業展開拡大において、新たな活動展開が可能になります。

■NET新工場の概要

NEV最新加工設備導入

装置・部品事業の受注増加に伴い、2016年度には7,700平方メートルの第2工場を増設し、更に幅広い加工ニーズも増えてきました。お客様からのニーズに対応し、かつ生産性の高い最新の加工設備の導入が進んでいます。今回導入する設備は金属の切削加工用の大型マシニングセンタや三次元測定器、板金加工用としてファイバーレーザー加工機、また溶接作業は自動化を推進しており、溶接ロボットの導入も進んでいます。これら最新設備を活用して生産拡大、生産性向上を図ります。

投資金額は2.5億円（2018年度）を計画しています。

＜ご参考＞

■日新電機タイ株式会社の概要

■日新電機ベトナム有限会社の概要