ニュースリリース
前橋製作所 部品製造工場で生産革新投資を開始 ~生産性向上・業務効率化を推進~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は前橋製作所(群馬県前橋市)の部品製造工場の生産性向上(自動化)・業務効率化(省人化)を図るため生産革新投資を開始しました。その第1ステップとして2019年4月にマシニングセンタなどの最新鋭の加工装置を導入、稼働を開始しました。今回の投資金額は約4億円です。
前橋製作所では電力の安全・安定供給に不可欠な変電設備・受電設備で使用されるガス絶縁開閉装置(GIS:Gas Insulated Switchgear)をはじめとする特高開閉機器を生産し、66/77kV級GISでは長年国内トップクラスのシェアを誇っています。部品製造工場では、これらGISに使用される金属容器・導体をはじめとする主要部品を内作しており、これが市場競争力の源泉の一つとなっています。
当社では、国内における電力機器需要は堅調であり、2020年度に向けて部品製造の増産に備える必要がある一方、近年では少子高齢化で労働者の確保が厳しくなっていることもあり、生産性向上、労働時間の削減などの働き方改革への対応も求められています。そのため、増産体制の整備や生産の合理化を目的に、生産革新投資を実施しました。
第1ステップとして、各種マシニングセンタやロボット付きNC旋盤などの最新鋭の加工装置を3台導入しました。これらの設備稼働により自動化・省人化が進み、夜間・休日の無人運転などによる増産・合理化を実現しました。
第2ステップとして、部品製造工場のさらなる自動化・省人化などの積極的な投資を考えています。
【部品製造工場への生産革新投資の内容】
第1ステップ
・投資額:約4億円
・導入機器:大型・中型マシニングセンタ(2台)、ロボット付きNC旋盤(1台)他
第2ステップ
・投資額:約3億円
・導入予定機器:大型マシニングセンタ(1台)小型マシニングセンタ(1台)
ワイヤーカッター(1台)
<ご参考>
■用語解説
・ガス絶縁開閉装置(GIS:Gas Insulated Switchgear)
電力の安全・安定供給のために変電所設備・受電設備として設置される機器。遮断器・断路器・接地装置などを金属容器内に高絶縁性能のガスで密閉・収納していることから極めて縮小化・信頼性・安全性に優れた装置
■部品製造工場の概要
主な生産品目 | : | GIS容器(第2種圧力容器)・操作器部品 |
工場面積 | : | 10,392㎡ |
従業員数 | : | 75名 |
■前橋製作所の概要
代表者 | : | 前橋製作所長 青木 務 |
開設 | : | 1963年4月 |
所在地 | : | 群馬県前橋市総社町総社2121番地 |
敷地面積 | : | 186,700平方メートル |
従業員数 | : | 約500名 |
生産品目 | : | GIS、遮断器 計器用変成器(コンデンサ形計器用変圧器、 変流器、計器用変圧変流器等) 電子線照射の受託加工、薄膜コーティングの受託加工 |
[本件に関するお問い合わせ]
〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
日新電機株式会社 経営企画部広報グループ (075)864-8849