ニュースリリース
水処理施設向け監視制御システム「AQUAMATE-8000」シリーズ販売開始 ~設備更新予算の平準化や技術者不足解消に貢献~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、今後増大する上下水道施設の更新に対応するため、水処理施設向け監視制御システムAQUAMATE(アクアメイト)シリーズの監視制御機能を拡充するとともに維持管理支援機能を搭載した新たな監視制御システム「AQUAMATE-8000」シリーズを開発、2019年10月より販売を開始しました。
上下水道施設は、高度経済成長期に整備された施設が老朽化のため維持管理・更新の時代を迎えており、それに伴い電気設備の更新が増大するため設備更新費用の平準化が求められています。また高齢化に伴う技術者不足から、維持管理業務の効率化・省人化のニーズが高まっています。
「AQUAMATE-8000」シリーズは下記の機能を兼ね備えた製品で、お客様のニーズに対応いたします。
【システムの特徴】
1 従来システムとの高い親和性で更新費用の平準化に貢献
本製品は、新旧システムのデータ融通機能を有しているため、シームレスなシステム接続・システム更新を実現します。これにより従来システム機器の一部を部分的に更新することができるため、低コストで段階的に最新鋭化が可能となり、更新費用の平準化に貢献します。
2 遠隔監視機能の充実で省人化を促進
ICTを活用した遠隔監視により、離れた場所にある他処理場や庁舎などから、運転状況を確認することができるため、維持管理の無人化や省人化を促進します。またスマートフォンやタブレットに、中央監視制御装置と同じ画面レイアウトで表示することができ、場所を問わず、使い慣れた画面で操作できます。
3 拡張性の高い維持管理支援機能により運転管理の効率化を実現
省エネ運転に有効なエネルギーマネジメントシステムや、設備の維持管理性の向上に有効な設備管理台帳システムなど他のシステムと連携することができます。各システムとのデータ連携により、エネルギーコストの最小化運転や、設備の健全性分析・評価なども併せて設備状況を見える化し、高度な維持管理支援を行います。これにより、運転管理の効率化を実現します。
当社は今後も、市場やお客様のニーズにマッチした監視制御機能を充実していき、従来システムを活用しながらの段階的な更新を通して長期にわたる施設運用をサポートしていきます。本製品を活用し今後3年間で、30億円の更新工事の受注を目指します。
システム構成
参考資料
【用語解説】
・AQUAMATE
水処理施設の監視制御から運転支援・省エネに至るまでトータルにサポートする監視制御システム。
【関連リンク】
水処理向け監視制御システム: https://nissin.jp/product/newenergy/water/index.html
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