ニュースリリース
GIS施工における点検作業の効率化で働きやすい環境づくりを推進
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、ガス絶縁開閉装置(Gas Insulated Switchgear:以下GIS)の点検業務において、電子帳票ソリューションシステムを活用し、点検報告書の作成にかかる時間を全体で約30%削減しました。
電力会社や商業施設、工場などの変電所に納められる電力機器の一つであるGISは、耐用年数が20~30年と長いため、当社では現行機器の他に旧型機器など多種多様なGISを取り扱っています。点検作業は最短で1日など、短期間の工期での完了を求められることがあり、限られた人数で多くの案件の点検作業を実施するには作業の効率化が課題となっていました。
従来の点検では、印刷した点検報告書に現地にて手書きで結果を記入、帰社後にパソコンで点検報告書を作成する時間が必要でした。また手書きで記入した点検結果用紙をもとに清書するため、転記誤りが発生する可能性もありました。さらに、点検業務が重なると現場から現場へ移動することもあり、早期の点検報告書の提出が難しい状況でした。
そこで当社は、タブレットを使用した現場での記録・報告・閲覧が可能な電子帳票ソリューションシステムを導入しました。本システムを活用することで、現場で点検結果をタブレット端末に直接入力することができるため、リアルタイムで点検報告書の作成が可能となり、点検報告書作成時間は導入前に比べ約30%削減できました。また、手書きのものからフォーマットに入力する作業が不要となったことで、点検報告書の精度も向上しました。
使用実績として、2018年度は72/84kVクラスのGIS点検の約90案件に適用しています。今後GISの点検だけでなく他の受変電設備の点検作業に対しても適用し、さらなる効率化を図っていくことで作業者の負担を軽減し、働きやすい環境づくりを推進していきます。
電子帳票ソリューションのシステムイメージ
導入前と導入後の比較
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