ニュースリリース

インターネットを活用して海外事業を推進 ～新型コロナウイルス感染拡大に伴う海外渡航制限による事業停滞を防止するために～

日新電機株式会社（本社：京都市右京区、社長：齋藤成雄）は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外渡航の自粛や禁止、各国の入国制限などによる海外事業の停滞を少しでも軽減する目的として、お客様の製品立会や協業先との仕様確認にインターネット経由した動画配信や、Web会議を積極的に活用しています。

グループ会社の日新電機タイ株式会社（本社：タイ、社長：天海秀樹、以下日新電機タイ）では、お客様の製品や部品の受託加工・組み立てを行っています。従来は新規装置のお客様承認のためには、現地（タイ）にてお客様の立会のもと仕様確認を実施しておりました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本企業各社の海外出張の禁止や自粛により、お客様が現地で直接製品を確認することが困難な状況になっています。

そこで、日新電機タイでは動画配信による製品立会確認を実施しています。スマートフォンのカメラで撮影した動画をインターネット経由でリアルタイムに配信することで、お客様が現地へ出張することなく、新規装置の立会確認が可能となります。

動画撮影の様子

また、当社システムエンジニアリング部では、現在の情勢下において事業の停滞を避けるため、中国の協業先との打ち合わせにWeb会議を積極的に活用しています。当社は、これまで専用端末が必要なテレビ会議を社内で使用しておりましたが、Web会議はインターネット環境があれば、場所を問わず利用可能なこと、また専用機器の設置が不要のため協業先やお客様の負担が無く遠隔地においても会議を実施することができることから導入しました。導入により、会議のために人が集まる必要がなく、ウイルスの感染拡大防止につながります。

今後5G（第5世代移動通信システム）や高画質のカメラを活用し、リアルタイム動画を配信することで、生産プロセス状況や出荷プロセス検査などの品質確認ができる体制を整備していきます。また、納入製品において不測の事態が発生した場合でも、現場の状況をリアルタイム動画で関係者が情報を共有することにより海外製品であっても、迅速かつ的確な初期対応を可能とします。

今後、さらなる高精細な動画のリアルタイム送信が可能となる5GなどのICT技術の活用範囲を広げ、海外事業の推進に役立てていきます。