ニュースリリース
ミャンマー 電力エネルギー省ヤンゴン配電公社に33kV配電自動化システム15台を納入 ~ミャンマーの電力インフラ整備に貢献~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、ミャンマー連邦共和国(以降ミャンマー)の電力エネルギー省傘下のヤンゴン配電公社(Yangon Electricity Supply Corporation:以降 YESC)に33kV配電自動化システム15台を納入しました。
当社は2013 年にJICA(独立行政法人国際協力機構)の技術実証案件に参画、柱上ガス開閉器を中核とする配電自動化システムをミャンマー最大の都市ヤンゴンの配電会社であるYESCに供給し、停電範囲の最小化と早期の事故復旧に貢献したことから高い評価を受けました。この評価を背景に、配電自動化システムと柱上開閉器や制御機器など当社が長年培った経験と技術を活用し、ミャンマーの電力事情に合致した高い耐久性を持つ柱上真空開閉器を採用した配電自動化システムを開発、今回の納入に至りました。この柱上真空開閉器は、当社グループ会社の日新電機タイ株式会社(所在地:タイ、代表取締役社長:生方寛之)で生産し、価格・納期の面でもお客様のニーズにお応えしていきます。
現在、YESCで実運用に向けた準備を進めており、2021年運用開始予定です。本システムの効果が確認されるとさらなる受注が見込まれます。これからも信頼性・耐久性の高い機器を提供することで、ミャンマーでの電力の安定供給に貢献するとともに、ヤンゴン以外の都市にも本システムの提案を進めていきます。
日新電機グループは、今回の納入を足掛かりとして、ミャンマーでの電力インフラ整備事業に積極的に取り組んでまいります。
柱上真空開閉器 | 制御装置 |
参考資料
【用語解説】
・配電自動化システム
柱上真空開閉器、制御装置、表示器で構成されており、配電系統の区分開閉器を遠隔監視制御し、配電系統の計画的な切り替えや、配電線事故等の突発的な停電発生時に事故区間以外の区間に自動的に送電するシステム
【概要】
・ヤンゴン配電公社(Yangon Electricity Supply Corporation)の概要
ミャンマー電力エネルギー省(MOEE:Ministry of Electricity and Energy)の管轄下で、ヤンゴンエリアの33kV以下の配電系統及び、系統内の66kV・33kV変電所の建設・運用と、料金徴収などの小売業務を担う。2015年に民営化を実施。
・日新電機タイ株式会社の概要
名 称 | : | 日新電機タイ株式会社(Nissin Electric(Thailand)Co., Ltd.) |
代 表 者 | : | 代表取締役会長 天海 秀樹(当社常務執行役員) 代表取締役社長 生方 寛之 |
所 在 地 | : | パトゥムタニ県ナワナコン工業団地内(バンコクから北へ約50キロメートル) |
設 立 | : | 1987年10月 |
資 本 金 | : | 335百万バーツ |
事業内容 | : | (1) 産業用装置・部品受託加工事業 (2) 電力機器事業 (3) 薄膜コーティングサービス事業 |
従業員数 | : | 604人(2020年3月末現在) |
面 積 | : | 敷地 32,000平方メートル、工場 17,000平方メートル(Phase 1) 敷地 32,500平方メートル、工場 22,400平方メートル(Phase 2) |
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