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2020年度入社式を開催~新入社員58名が初出社~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、7月6日午前10時より、2020年度入社式を日新アカデミー研修センター(本社東隣)で行いました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため4月の開催を延期していましたが、緊急事態宣言が解除され都道府県をまたいでの移動が解禁となり、3カ月遅れての開催となりました。

 

入社式には、4月1日付けの新卒採用58名が出席しました。新型コロナウイルス感染症の感染防止策として、出社前の検温、会場入口での消毒、マスク着用、人と人との間隔を1.5メートル空け、社長挨拶の際は飛沫防止のためのアクリル板を施し、所要時間も15分と例年の半分以下に短縮するなど、健康と安全に配慮した形で実施しました。

なお、2020年度日新電機グループ全体の新卒入社合計は88名です。

(日新電機(株) 58名、日新イオン機器(株) 11名、(株)日新システムズ 12名、日本アイ・ティ・エフ(株) 5名、日新ハートフルフレンド(株) 2名)

 

4月の入社式延期からの3カ月間、新入社員は在宅での研修となり、最初の2カ月は会社から週1回郵送される課題(研修テキストや書籍)に取り組んできました。人材開発部の担当者は、体調管理、課題提出フォローなど新入社員とメールのやり取りをする中で、疑問点の解消とともに不安やストレスのケアも行いました。6月以降は、モバイルパソコンと通信環境が全員に整い、オンライン研修をスタート。内容は主に社会人としての行動指針、ビジネスマナー研修、電気や製品知識の学習を行ってきました。入社式後は、日新アカデミー研修センターでの集合研修と各職場での実習ののち、10月1日に仮配属を予定しています。

なお、初めてのオンライン研修では、「お互い顔を見て自己紹介をすることができて良かった」「モニター越しでも同期と会えて良かった」など新入社員もひと安心の様子でした。

 

入社式の様子

社長の齋藤の挨拶(要旨)は次のとおりです。

 

「日新電機グループ」へ入社おめでとう。皆さんが、この3カ月の在宅研修の間、感染防止に努めて、一人の感染者を出すこともなく、この日を迎えたことをうれしく思う。皆さんは、社会人としての第一歩を踏み出そうとした矢先に、スケジュールの大幅な変更に遭い、いつ出社できるかも不透明な状態の中、さぞ戸惑いと不安の日々を送ったことと思われる。本当にお疲れ様でした。

 

さて、日新電機グループにとって、2020年度は特別な年度である。中長期計画「VISION2020」達成を目指す最終年度であるとともに、次期中長期計画にむけて、新たな目標を立て、具体的な実行計画を立案する年度でもある。足元の事業環境はグローバル競争の激化、自動化やIoT、AIの技術革新、日本国内の労働人口の減少に加え、米中貿易摩擦、新型コロナウイルス問題など、大きな変化と課題に直面している。事業継続のために、これらの変化に柔軟に対応できる人材の育成を念頭に育成プログラムを大幅に改訂し、多様な人材が活躍するための能力開発・向上の機会提供、全ての業務領域で生産性改善を実践できる人材育成などに注力して進めている。皆さんも同期として一体感をつくり、友情を温め、これからのグループ一丸となった仕事、事業運営の「力」になってくれることを期待する。

 

新入社員の皆さんには、以下の4つの事をお願いしたい。

 

(1)社会に正直に、会社に正直に、自分に正直に仕事をし、生きていくこと

「社会に正直に」とは、法律や社会規範を守ること。「会社に正直に」とは、会社のルールや当社グループの基礎・根幹である「企業理念」「行動の原点」「事業の精神」をよく理解し、遵守すること。「自分に正直に」とは、変化の激しい時代、最後に頼れるのは自分自身の価値観や人生観しかなく、そうした自分自身の「軸」を、仕事を通じた勉強や経験の積み重ねの中で作り出す努力をすること。

当社グループの行動の原点は「誠実・信頼・永いお付き合い」である。「正直」に行動することで、お客様や社会からの信頼を得てほしい。

 

(2)社名に込められた事業精神「日日新ひびにあらたに」を常に頭に置いて仕事をすること。

「日日新」とは、「常に新しい気持ちで、新しいことに挑戦し、新しい自分、新しい会社を目指していこう」という創業以来、当社グループの成長を支えてきた事業精神である。この事業精神を持ち続け、今起きている劇的な変化を必ずや成長につなげよう。

 

(3)コラボレーションこそが仕事の神髄ということを忘れずに仕事をすること。

仕事は一人ではできません、一つの部門だけではできません、日新電機グループだけでもできません。さまざまな人や部門と、そして当社グループ外の会社や大学などとコラボレーションしなければ、成果は挙げられないということを肝に銘じて仕事に取り組んでほしい。

 

(4)世界中のどこででも仕事ができるように力を常に磨くこと。

日新電機グループは国内9社、海外17社、合計26社からなり、30%近くが海外売上である。グループ・グローバルを意識し、どこで仕事をすることになっても常に持てる力をフルに発揮できるように自己研鑽に励み、実力を蓄えてほしい。

 

以上の4点を頭に置いて仕事をし、激変する環境の中で、成長する日新電機グループを創り出す「力」となることを期待し、祝いの辞とする。

 

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