2020.10.09
京都府の歴史的文化財保護等のための 連携・協力に関する協定に基づいて寄付を実施

公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金(所在地:京都市右京区、理事長:小畑英明、以下、当基金)は、京都府の歴史的文化財保護に協力するため、京都府へ300万円を寄付しました。9月28日に京都府庁旧本館(京都市上京区)にて寄付贈呈式が執り行われ、理事長の小畑より西脇隆俊京都府知事へ寄付金の目録を贈呈しました。

 

寄付金の内訳

  1. 文化財を守り伝える京都府基金への寄付 100万円
  2. 京都府所有文化財の保護・整備として重要文化財「京都府庁旧本館」の修理・整備 200万円

 

この寄付は、2018年11月に京都府と締結した京都の歴史的文化財の保護等のための連携・協力に関する協定に基づいて行われたもので、今回で3回目となります。

 

国の重要文化財に指定されている「京都府庁旧本館」の修理に関する寄付は、2019年度からの継続となります。2019年度は、老朽化に加え、2018年の台風21号により破損した正庁の中央に位置するバルコニーの扉の修復整備に役立てられ、2020年度は、バルコニーの石材の劣化調査・補修に活用されました。そしてこの度、これらの修理・整備が完了したことを記念して、京都府にてプレートを制作、お披露目されました。

この正庁は、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2020(主催:一般社団法人KYOTOGRAPHIE、会期:9月19日~10月18日)の会場の一つとして利用されております。また、京都府庁旧本館は一般に公開されており、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2020の会期終了後も見学できます。

 

当基金は、京都府との協定のもと継続的な寄付を通じて、今後も歴史的文化財の保護に協力していきます。

 

寄付贈呈式 記念プレート

参考資料

・日新電機グループ社会貢献基金の概要

名    称 公益財団法人 日新電機グループ社会貢献基金
代   表  者 理事長 小畑英明(日新電機株式会社 代表取締役会長)
所   在  地 京都市右京区梅津高畝町47番地(日新電機株式会社 総務部内)
設    立 2017年3月9日
財  団   規  模 約50百万円
事  業   規  模 年間 約25百万円
事  業   内  容 (1)技術系人材の育成
・国内外の学生・生徒を対象とした給付型奨学金制度の運用
・技術系人材の裾野拡大に向けた諸活動
(2)京都を中心とした歴史的文化財の保護
(3)地域の環境保全活動への協力
 ウェブサイト   https://nissin.jp/sczaidan/

・文化財を守り伝える京都府基金

京都府のふるさと寄付金制度を活用した基金であり、京都府内の歴史的建造物など数多くの貴重な文化財を未来に良好な状態で伝えるため、保存・修理活動を行っている。

日新電機株式会社(所在地:京都市右京区、社長:齋藤成雄)では、2016年度より毎年100万円の寄付を行っており、当基金はそれを継承している。

 

・京都府庁旧本館

1904年12月20日竣工。1971年まで京都府庁の本館として、また現在も執務室として使用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古となる。2004年12月10日に国の重要文化財に指定される。

ルネサンス様式に属する建物の外観は、正面の一段高くなった屋根を中心に左右両翼に対称に張り出した形となっており、建物内部には和風の優れた技術が巧みに取り入れられている。正庁は、京都府庁旧本館のシンボル的な部屋であり、多くの公式行事や公賓の接待などに使用。正庁の中央に位置するバルコニーは、人類初の有人宇宙飛行を成功させたガガーリンが、昭和37年の日本来日時に府庁を訪れ、府民からの歓迎に応えた場所でもある。

 

京都府庁旧本館(京都市上京区)の南側正庁バルコニー

 

・KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭

世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭。日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭を目指す。

ウェブサイト: https://www.kyotographie.jp/

 

[本件に関するお問い合わせ]

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金 事務局