ニュースリリース
日新電機グループの基本技能向上を目的に技能競技会を開催 ~継続した技能の継承、技術・作業品質向上を図るために~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、技能の継承と技術・作業品質向上を目的とした社内競技会「第6回(2020年度)技能競技会」を10月13日~10月16日に開催しました。全8種目の競技には国内外のグループ会社・協力会社を含め当社グループのものづくりを支えている112名の技能者が参加しました。
新型コロナウイルス感染症の影響により予定していた5月の開催が延期となりましたが、感染防止策を十分に実施した上で10月に開催しました。
「ねじ締め組立」「圧着・配線接続」「フォークリフト」「リーチフォーク」は、日新アカデミー研修センターで競技を実施。「被覆アーク溶接」「炭酸ガスアーク溶接」「TIG溶接」「吹付塗装」は、送付されてきた競技部材を本社で審査しました。
各競技での新型コロナウイルス感染防止策は以下の通りです。
【「ねじ締め組立」「圧着・配線接続」「フォークリフト」「リーチフォーク」部門での対策】
・参加者には当日の検温、マスクの着用、手指の消毒実施
・会場における参加者のソーシャルディスタンスの確保
・観覧席は例年の20%程度に制限
・離れた拠点からも観覧できるよう競技のリモート中継を実施
【「被覆アーク溶接」「炭酸ガスアーク溶接」「TIG溶接」「吹付塗装」部門での対策】
・課題とされた競技部材を参加者が本社に送付し、審査員が本社で審査
※昨年は審査員が海外グループ会社も含め参加者のいる各現場に直接赴いての審査
【表彰式での対策】
・各優勝者の部門長より賞状・トロフィー・賞金を代理授与
※昨年は本社で表彰式を開き社長の齋藤より授与
競技終了後には審査員から良い点や改善点などのフィードバックを実施し、プロフェッショナル意識のさらなる向上を図っています。
新型コロナウイルスの収束がみえない中でも、技能の継承や技術・作業品質向上を目的とし、継続してこのような取り組みを行っていきます。
参考資料
【用語解説】
・被覆アーク溶接
母材と同じ材質の心線に被覆材(フラックス)を塗り固めた溶接棒を電極として用いる溶接法。この溶接棒と母材の間にアークを発生させることで溶接する
・炭酸ガスアーク溶接
非常に長いワイヤーを使う半自動アーク溶接のことで、溶接材料としてワイヤー、アーク放電のシールド材として二酸化炭素を用いる溶接
・TIG(ティグ)溶接
「Tungsten Inert Gas」の略で、タングステン電極と不活性ガス溶接を用いた溶接法。電極棒に消耗しない材料であるタングステン電極を使用して、別の溶加材(溶接棒)をアーク中で溶融して溶接する
[本件に関するお問い合わせ]
〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
日新電機株式会社 経営企画部広報グループ (075)864-8849