2021.01.27
京都市、京都市景観・まちづくりセンターへ寄付 ~文化財保護事業等の実施に関する三者連携協定に基づいて実施~

公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金(所在地:京都市右京区、理事長:小畑英明、以下、当基金)は、京都の文化財保護に協力するため、京都市へ250万円、公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター(以下、京都市景観・まちづくりセンター)へ50万円を寄付しました。1月21日に京都市役所(京都市中京区)にて寄付受納式が執り行われ、理事長の小畑より門川京都市長、青山京都市景観・まちづくりセンター理事長へ寄付金の目録を贈呈しました。

 

寄付金の内訳

  1. 市指定・登録文化財の修理 100万円
  2. 「国史跡 方広寺大仏殿跡及び石塁・石塔」の石塔(馬塚)の修理 120万円
  3. 「国史跡 岩倉具視幽棲旧宅」の鄰雲軒の雨戸等の修理 30万円
  4. 京町家の保全・継承に係る改修助成 50万円

 

方広寺の石塔(馬塚) 岩倉具視幽棲旧宅の鄰雲軒 京町家の保全助成(五条坂なかにわ路地)
方広寺の石塔(馬塚) 岩倉具視幽棲旧宅の鄰雲軒 京町家の保全助成
(五条坂なかにわ路地)

この寄付は、2018年2月に京都市、京都市景観・まちづくりセンターと締結した文化財保護事業等の実施に関する三者連携協定に基づいて行われたもので、今回で4回目となります。

 

方広寺の石塔(馬塚)は現在、石材の組み上げの緩みが生じており、このままでは倒壊も免れない状況のため、修理を行う必要があります。

また、岩倉具視幽棲旧宅の鄰雲軒は、建物自体の老朽化に加え、特に雨等の影響によって雨戸の反り返りや蝶番の緩み・外れ等が生じており、現在、戸をはめることができない状態となっているため、当基金の寄付により修理を行う予定です。

 

当基金は今後も京都の歴史的文化財の保護に協力していきます。

 

寄付受納式。左から、門川京都市長、理事長の小畑、青山京都市景観・まちづくりセンター理事長

寄付受納式。左から、門川京都市長、理事長の小畑、
青山京都市景観・まちづくりセンター理事長

 

<参考>

・日新電機グループ社会貢献基金の概要

名     称 公益財団法人 日新電機グループ社会貢献基金
代  表  者 理事長 小畑 英明(日新電機株式会社 代表取締役会長)
所  在  地 京都市右京区梅津高畝町47番地(日新電機株式会社 総務部内)
設     立 2017年3月9日
財  団  規  模 約50百万円
事  業  規  模 年間 約25百万円
事  業  内  容 (1)技術系人材の育成
・国内外の学生・生徒を対象とした完全給付型奨学金制度の運用
・技術系人材の裾野拡大に向けた諸活動
(2)京都を中心とした歴史的文化財の保護
(3)地域の環境保全活動への協力
ウェブサイト  https://nissin.jp/sczaidan/

・市指定・登録文化財の修理

文化財保護法や京都市文化財保護条例によって指定された建造物や史跡・名勝等の修理を行う事業。

 

・京町家の保全・継承にかかる改修助成

公益財団法人京都市景観・まちづくりセンターによる取り組みの一つである「京町家まちづくりファンド」では、市民や企業などからの寄付を活用しながら、京町家を伝統的な外観意匠に改修するための助成を実施している。

ウェブサイト: http://kyoto-machisen.jp/fund/

 

 

[本件に関するお問い合わせ]

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金 事務局