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令和3年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業」の支援機関に認定 ~お客様のCO2削減計画策定支援を通じてソリューションビジネスを推進~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、環境省が推進する令和3年度工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)のうち「脱炭素化促進計画策定支援事業(以降、計画策定支援事業)」において、計画策定の支援を行う支援機関として4月に認定されました。

支援機関としてお客様へ設備運用の状況把握やエネルギー使用量の計測、データ分析などの診断を行い、CO2削減に有効な設備導入や運用改善などの解決策をご提案し、CO2削減計画策定を支援していきます。

SHIFT事業では、補助金を活用してCO2削減計画策定の支援を受けることができます。また、計画策定結果に基づいた設備更新の際も補助金活用が可能です。

 

【支援機関の役割】

概  要: SHIFT事業は、脱炭素化促進計画の策定を支援する「計画策定支援事業」と、脱炭素化促進計画に基づく設備更新を補助する「設備更新補助事業」から構成されます。支援機関は計画策定支援事業において、支援対象工場・事業場のCO2削減余地を診断、削減対策を実施した場合の費用や効果等に関する情報を提供、対策を実施するための実施計画を策定します。
診断対象: 年間CO2排出量が50トン以上3,000トン未満の工場・事業場を保有する中小企業
メリット:
支援機関によるCO2削減計画策定の支援(現状把握、対策優先順位の明確化、投資効果の試算等)により、CO2削減対策を具体的に推進することが可能
計画策定支援にかかる費用に補助金の活用が可能(補助率1/2、補助上限100万円)
計画策定結果に基づいた設備更新にも補助金の活用が可能(補助率1/3、補助上限1億円または5億円)

(本事業の応募・交付には要件があります)

 

【計画策定支援事業と当社SPSSの関係】

当社では、電力の安定的な確保、省エネ、省コスト、CO2排出量削減を解決するソリューションを「SPSS®(Smart Power Supply Systems:スマート電力供給システム)」として推進しています。計画策定支援事業は、CO2排出量削減を進めたいが何から取り組めばよいのか分からない、エネルギー分析に関する専門家がいない、設備更新したときの効果が知りたいなど、お客様のお困りごとをしっかりと受け止めて解決策へ導くSPSSソリューションの一つとなります。SPSSは、CO2削減計画策定支援やエネルギーデータ分析などによる省エネ推進が可能です。また、受変電設備の更新では、低損失機器や保守性を向上させた機器などの採用により、省エネ運用・メンテナンスコストの削減に貢献します。さらに太陽光発電システムや蓄電池システム、エネルギー管理システムの導入など、さまざまな角度からお客様のエネルギー課題に取り組み、段階的に幅広いソリューションの提供が可能です。

当社は、CO2削減計画策定支援をはじめとしたSPSSソリューションにおいて、従来の重電メーカーとしてのビジネスの枠を超えて、お客様が抱えているエネルギー課題に対して協働で解決にあたり、ともに成長し続けることを目指していきます。

 

当社グループは事業活動を通して、SDGsへの取り組みを強化しています。本件はSDGsの17の目標の内、下記の目標に貢献しています。

・7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

 

<参考>

 

【用語解説】

・(環境省)工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)

SHIFT事業は、工場・事業場における脱炭素化取組の先導的な事例を創出し、その知見を広く公表して横展開を図り、我が国の中長期の温室効果ガス削減目標の達成に貢献することを目的として、意欲的なエネルギー起源CO2削減目標を盛り込んだ脱炭素化促進計画を策定する事業、及び脱炭素化促進計画に基づき高効率機器導入や燃料転換を実施してCO2排出量を削減し、排出量の算定及び排出枠の償却を行う事業に対して補助金を交付する事業です。

 

・SPSS

Smart Power Supply Systems(スマート電力供給システム)の略称。当社の中核製品である受変電設備や、長年培った系統連系技術を駆使し、多様な分散型電源を組み合わせて省エネと電力の安定供給を実現するソリューションです。

 

・エネルギー管理システム(EMS)

エネルギー消費量のモニタリングや、省エネ行動を喚起するための見える化、空調・照明などの省エネ制御、分散型電源の制御など、節電・省エネに関する機能を持ったシステムの総称です。一般的にEMS(Energy Management System)と呼ばれ、ビル向けのBEMS(Building Energy Management System)、工場向けのFEMS(Factory Energy Management System)、水処理向けのWEMS(Water Energy Management System)、家庭向けのHEMS(Home Energy Management System)などに分類されます。

 

・受変電設備

電力会社から受電した電力を変圧器により負荷設備に適した電圧に変換した上で構内に配電・供給し、あわせて事故時には影響の波及を防止する機能を備える設備のことです。

 

・蓄電池

電気を貯めておき、貯めた電気を必要なときに使うことができるものを言います。

 

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