ニュースリリース
中部電力 洞戸発電所に電力用変圧器、高圧キュービクルの初号機を納入 ~地域の電力供給安定化に貢献~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、中部電力株式会社 洞戸発電所(岐阜県関市)に、電力用変圧器と高圧キュービクル(高圧受電設備)の初号機を2020年12月に納入、2021年3月24日より運転開始しました。今回納入した電力用変圧器、高圧キュービクルは共に中部電力向けとしては初納入となります。
洞戸発電所は1940年に運用開始し、水車発電機2台を用いて最大出力11,600kWを発生させる水力発電所です。当社は、安全・安心な製品による電力供給で地域の電力供給安定化に貢献しています。納入した電力用変圧器と高圧キュービクルは、当社が得意とする民間のお客様向けで培った合理的かつ信頼性の高い構造を採用することで、設備の導入費を低減しています。
当社は、企業理念にも掲げる誠実・信頼・永いお付き合いで地域に根差した事業に取り組み、継続的なサポートを行いながら、安定的な電力供給に寄与する設備を納入していきます。
【納入設備の概要】
納入場所:中部電力株式会社 洞戸発電所
納入設備:・電力用変圧器
・高圧キュービクル
竣工時期:2020年12月
【納入設備の特長】
1.信頼性の向上(電力用変圧器)
絶縁油の劣化防止構造には当社独自の完全油密封(OF)方式を採用し、油の酸化劣化を防止することで絶縁信頼性を向上させています。
2.省エネ製品を採用(高圧キュービクル)
既設品よりエネルギー損失低減化を図った機器を採用し、損失低減・消費電力量削減・高効率化などの省エネ効果のほか、CO2排出量削減など環境にも配慮しています。
電力用変圧器 | 高圧キュービクル |
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<参考>
【用語解説】
・完全油密封(OF)方式
当社独自技術であるFT(Feeding Tank)を適用することで、絶縁油の劣化の心配が無く長期にわたる高い絶縁信頼性と保守性を有します。
・電力用変圧器
発電設備で発電した電気を送電に適した電圧に変えて電力を供給する目的に用いられる変圧器。
・高圧キュービクル
高圧で受電・配電するための機器一式を金属製の外箱に収めたもの。
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