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みなとみらい21に特別高圧モールド変圧器の初号機を納入

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、中国メーカーとの協業により日本市場向けに供給する特別高圧モールド変圧器の初号機を含む22kVスポットネットワーク受変電設備を、2022年3月24日に開業したみなとみらい21「横濱ゲートタワー」に納入しました。

当社グループは中長期計画「VISION2025」において、事業基盤強化に取り組んでおり、本件は「モノづくり力の強化」に寄与する事業活動の一つです。

 

特別高圧モールド変圧器は、当社の徹底した品質管理体制のもと協業する中国メーカーの工場で製造し、日本市場向けに2020年12月より販売しています。採用いただくメリットは、当社製品としての信頼性、納期短縮などが挙げられます。昨今は半導体不足などの影響によりさまざまな電気機器の納期が長期化していますが、中国メーカーとの協業により、通常1年ほどの納期を6カ月に、さらに短納期での対応も可能としています。

【特別高圧モールド変圧器の特長】


納入設備
一般的な油入変圧器と異なり、絶縁油を使用しないモールド変圧器は防災性に優れ、消火設備の簡素化に貢献できることから、多くの人が集まる公共施設、ビル、病院など、高い防災性を求められる施設に最適です。
巻線部分は真空注型されたエポキシ樹脂でモールドされており、部分放電特性、耐湿性、耐塵埃性、短絡強度に対する機械的強度に優れています。
対応電圧:11kV~33kV

 

【納入設備の概要】

納入先 横濱ゲートタワー(神奈川県横浜市)
納入品 22kVスポットネットワーク受変電設備
・特高受変電盤
・高圧プロテクタ、テイクオフ盤
・高圧コンデンサ、所内トランス盤
・ネットワーク監視盤
(特別高圧モールド変圧器を収納)
・直流電源装置
納入時期 2021年2月

当社は、数多くの製品を納入してきた実績に裏付けられたエンジニアリング力で、日新電機のモールド変圧器を活用した、スポットネットワーク受変電設備・常用予備受電設備・パッケージ型中間変電設備などの提案、施工、納入後のメンテナンスやカスタマーサポートまで、お客様に最適なソリューションを今後も提供していきます。

 

<参考>

【用語解説】

・みなとみらい21「横濱ゲートタワー」

みなとみらい21中央地区58街区の超高層複合ビル。

 

・スポットネットワーク受変電設備

常時2~4回線の配電線から受電し、各配電線に接続される変圧器の二次側を共通のネットワークシステム母線に並列接続して各負荷に配電する設備です。このため、配電線の1回線が事故や、保守点検のために運転休止などしても無停電で給電を維持することができます。

 

・事業基盤強化

「モノづくり力の強化」「生産性向上」「サプライチェーンの多重化」「人事戦略強化」「働き方改革」

 

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