ニュースリリース
日新電機タイ 世界的な半導体製造装置の需要拡大に対応した生産体制の強化 ~半導体製造装置関連向け部品供給の生産能力を2020年度比1.5倍に向上~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)のグループ会社で、装置部品の受託生産および電気機器の製造・販売を行う日新電機タイ株式会社(本社:タイ、社長:生方寛之、以下 日新電機タイ)は、世界的な半導体不足の中、半導体製造装置メーカー各社からの急激な増産依頼に応えるべく生産体制を強化し、生産能力を2020年度比1.5倍に向上させました。2022年度の半導体製造装置関連向け売上高30億円を目指します。
本件は、当社グループ中長期計画「VISION2025」における6つの成長戦略の内「新興国環境対応需要の捕捉」と事業基盤強化の一つである「モノづくり力の強化」に寄与する事業活動です。
生産体制の強化として、部品加工設備を24時間フル稼働させるシステムを構築し、生産性の向上・生産量の大幅な拡大を図りました。さらに半導体製造装置用部品の特徴を踏まえた専用生産ラインを設けることで、品質向上および生産時間の大幅な短縮を実現しました。
また、クレーンレス化や動線を意識したレイアウト変更により、フォークリフトでの運搬作業の効率化を図ることで、設備稼動によるCO2排出量を削減でき、環境に配慮した生産体制を構築しました。生産量を大幅に拡大しながら、低炭素化も実現しています。
今後も生産能力の拡大を図るべく、最新鋭のファイバーレーザー切断機も新たに1台導入し、今年の7月に稼働を開始予定です。半導体製造装置以外の新規生産受託の依頼もさらに増加しており、継続した設備投資を行い、お客様のニーズにお応えできる生産体制を構築していきます。
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<参考>
【用語解説】
・6つの成長戦略
「環境配慮製品の拡大」「分散型エネルギー対応」「再生可能エネルギー対応」「DXの製品・事業への適用」「新興国環境対応需要の捕捉」「EV拡大に伴う事業拡大」
・事業基盤強化
「モノづくり力の強化」「生産性向上」「サプライチェーンの多重化」「人事戦略強化」「働き方改革」
・マシニングセンタ
自動工具交換機能を有しており、コンピュータ制御によって切削や研削などの機械加工を自動で行う、複数の切削工程を1台の機械に集約した工作機械。
・ファイバーレーザー切断機
ファイバーレーザーは、金属から樹脂まで幅広い材料の切断加工に使用されており、優れたビーム品質により、スポットサイズを絞り込むことができるため、高精度な切断が可能。
【会社概要】
・日新電機タイ株式会社
名 称 | : | 日新電機タイ株式会社(Nissin Electric(Thailand)Co., Ltd.) |
代 表 者 | : | 代表取締役社長 生方 寛之 |
所 在 地 | : | タイ パトムタニ県 |
設 立 | : | 1987年10月 |
事業内容 | : | 産業用装置・部品の設計、製造及び販売、電力用機器の設計、製造、販売及びアフターサービス、各種受変電設備の販売、梱包機材の製造・販売、並びにファインコーティングサービスの受託 |
従業員数 | : | 881人(2022年3月末時点) |
【関連リンク】
装置部品受託生産: https://nissin.jp/product/parts/index.html
日新電機タイ株式会社: http://www.nissin-thai.com/jp/
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