ニュースリリース
複合環境センサ 統合アプリ開発・リニューアル機種販売開始 ~共通アプリでの一次診断で利便性向上!温度・湿度の測定性能もアップ~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、電気設備の設置環境を見える化する「複合環境センサ」シリーズの表示・設定アプリにおいて、各ラインアップ共通の統合アプリを開発しました。また、温度・湿度の測定性能を向上したリニューアル機種MES-61も開発し、上位互換品として販売を開始します。
当社グループは中長期計画「VISION2025」において、6つの成長戦略に取り組んでいます。本件は「DXの製品・事業への適用」に寄与する事業活動の一つです。
複合環境センサは温度、湿度、振動、塵埃、腐食など測定項目を増やしながらラインアップを拡充しています。従来、各センサのセンシングデータ表示と機器設定は機種ごとに別アプリで行う必要がありました。また、センシングデータのメンテナンスへの活用に際してお客様から診断機能追加の要望もありました。
開発した統合アプリでは全機種を一つのアプリでデータ表示・機器設定できる利便性向上に加え、測定したセンシングデータの結果から設備状況を判断する一次診断機能を追加しています。これにより、さらなるデータ活用と設備メンテナンスの効率化に貢献します。
また、MES-61は、スペースヒータ制御と温度・湿度などの見える化で2,500台以上の販売実績があるMES-01のリニューアル機種です。高性能デジタルセンサ採用により温度・湿度の測定範囲と精度を向上し、スペースヒータ制御動作設定が本体スイッチで変更可能となっています。
さらに、センサ部分を脱着・交換できる構造とし、性能劣化時に基板交換で精度を維持できるようにしました。
統合アプリは3月末リリース予定で、当社ウェブサイトよりダウンロード可能です。
MES-61は3月末販売開始予定で、今後複合環境センサシリーズで2023年度売上1億円を目指します。
【統合アプリの特長】
- 複合環境センサシリーズ全機種の表示・設定が可能 <新機能>
- 集約したセンシングデータから設備状況を判断する一次診断 <新機能>
- 独自アルゴリズムによるセンシングデータの演算処理で診断結果を「見える化」
- 画面データのPDF出力が可能
【MES-61の特長】
- 高性能デジタルセンサの採用で温度・湿度の測定範囲と精度を向上
- スペースヒータ制御動作設定が本体スイッチで変更可能
- センサ基板交換対応可能
- データロギング点数は従来機種MES-01の2倍
従来機種 MES-01 | リニューアル機種 MES-61 | |
湿温度センサ | アナログ | デジタル |
湿度測定範囲 | 30~95%RH | 0~100%RH |
センサ部分脱着・交換 | 不可 | 可 |
測定項目 | 温度、湿度、塩分付着 | 温度、湿度、絶縁抵抗 |
ロギング点数 | 20,000点 | 40,000点 |
スペースヒータ設定変更 | 専用ソフト | 本体スイッチ |
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<参考>
【用語解説】
・6つの成長戦略
「環境配慮製品の拡大」「分散型エネルギー対応」「再生可能エネルギー対応」「DXの製品・事業への適用」「新興国環境対応需要の捕捉」「EV拡大に伴う事業拡大」
【関連リンク】
複合環境センサ: https://nissin.jp/product/electric/kankyo_sensor/index.html
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