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2023年度入社式 社長挨拶(要旨)

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、4月3日午前10時より、2023年度入社式を日新アカデミー研修センター(本社東隣)で行いました。入社式には、本日付で入社した新入社員41人、キャリア採用11人、日新ハートフルフレンド(株) 4人、そして2022年下期にキャリア採用で入社した11人を含む計67人が出席しました。今年度の国内での新入社員は日新電機グループ全体で89人です。

(日新イオン機器(株):12人、(株)日新システムズ:9人、日本アイ・ティ・エフ(株):1人)

 

入社式の様子

 

社長の松下の挨拶(要旨)は次の通りです。

 

ここ数年、企業には、持続可能性(サステナビリティ)がより重要視されてきています。変化の激しい社会、時代においては、自分の志を持ち自ら考え、柔軟に対応して、課題を克服する力が必要です。

さらに、SDGs(持続可能な開発目標)による持続可能な社会・環境意識の高まり、カーボンニュートラル宣言、脱炭素化、再生可能エネルギー、分散型エネルギーといったエネルギー産業のパラダイムシフトにより、当社を取り巻く事業環境にはさまざまな変化があります。

これらの変化に対して、当社グループは、電力機器をはじめ、社会の重要インフラに関わる会社として、大きな使命があります。またSDGsの17の目標において、当社の多くの製品、事業が関係しており、幅広い社会貢献が期待されると同時にビジネスチャンスがあります。

 

当社グループでは、2021年度から2025年度までの5年間の中長期計画VISION2025に一昨年4月から取り組んでおり、今年度はその中間で、折り返しの重要な年です。同計画では、「日新一新」「変化への適応・変化の創造」の方針のもと、「多様な価値観が尊重され、チャレンジ意欲を持った活動ができる環境のもと、一人ひとりが社会に貢献していることを実感でき、確かな技術力で持続可能な未来を創造する会社」を目指していきます。

 

今年度、当社にとってはもう一つ変化があります。当社は親会社である住友電工の完全子会社になります。

今回の変化は、親子上場廃止という社会的潮流を踏まえ、住友電工グループと当社がさらにシナジーを発揮し、共に永続的な成長・発展を遂げていくためのステップです。「日新一新」を加速させる絶好のチャンスと捉えています。

フレッシュな皆さんが、新しい発想で、ご自身の能力、可能性を発揮されることを期待しています。

 

入社式に当たり、皆さんに基本的なこととして、3つの事をお願いします。

 

1.誠実に正道を歩む

企業人として、法律、社会規範および会社のルールを守り、正しい考えを持ち、行動することをまずはお願いします。平たく言うと、「嘘はつかない」「約束は守る」「人に迷惑をかけない」「相手を思いやる」ということです。
当社においては、コンプライアンス、モラルに反した事業活動は許されません。『コンプライアンスを踏み外した行為から生まれる売上、利益は1円たりともいりません』これを肝に銘じてください。
日新電機は1917年の創立で、1世紀を超えて、事業を継続しています。こうして長く事業を継続できているのは、社員、パートナー、お客様、社会、株主といったステークホルダーと事業精神を共有し、企業の社会的責任を果たしてきたからです。
当社には企業理念、行動の原点、事業の精神がありますので、これをしっかりと意識して仕事をしてください。

 

2.仕事に対する真摯な姿勢

「目の前の仕事に全力を尽くす」、次に「もう一歩踏み込む」、そして「コツコツと継続する」ことを心掛けてください。その積み重ねが将来、大きな仕事を成し遂げる土台になります。「継続は力なり」、目先の成果にとらわれ過ぎず、じっくり学び基礎を積み上げていってください。
これから先、悩んだり、スランプに陥った時には、遠い先を見るのではなく、目の前の小さな仕事を一つずつ着実に片付けることを心掛けてください。一歩踏み出す勇気を持つこと、その一歩が事態を動かし、自分の意識と行動を変え、道を拓きます。

 

3.Challenge、Change、Chance、Continue”4Cの実践

VISION2025では「日新一新」を合言葉に、「変化への適応・変化の創造」を掲げています。あらゆることに対して、果敢に挑戦(Challenge)して、変化(Change)を創り、チャンス(Chance)をつかみ、納得するまでやり抜く(Continue)の ”4C” で業務に取り組んでください。若い皆さんには前例にとらわれない、柔軟な発想で、我々には思いつかないようなユニークなアイデアの発信、いろいろなことへのチャレンジを期待しています。

 

皆さんのご健勝とご活躍を祈念し、入社式のあいさつとします。

 

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