ニュースリリース
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第32号認定 ~雨庭のさらなる展開で3件目の認定を受ける~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、京都市が推進する京都ならではの自然環境や伝統文化を後世に受け継ぐための取り組みに賛同しており、この度、久世工場(京都市南区)に整備した雨庭の整備計画が「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第32号」の認定を受けました。本認定は2014年の本社(第2号)、2018年の研修センター(第19号)に続き、当社としては3件目の認定です。
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度は、京都市の伝統文化を育んできた京都固有の生態系の保全を図ることを目的に、京都市が2014年より推進しているものです。京都の祭りや文化を支えてきた生きものの保全・再生を行う団体の取り組みを認定し、支援しています。
当社は、2015年より生物多様性保全活動の一環として本社内の緑地整備に取り組んできました。2019年には、当社研修施設「日新アカデミー研修センター」敷地内の緑地に雨庭を新設・整備したところ、行政をはじめ、グリーンインフラの研究者や実務者の方が見学に訪れるなど、多くの方に興味を持っていただきました。今回、久世工場の緑地整備をするにあたり、これまでの経験を活かしました。
整備後は、久世工場に本社を置くグループ会社の日本アイ・ティ・エフ株式会社(本社:京都市南区、社長:森口秀樹、以下 日本ITF)が主体となり、当社と連携して和の花や生物多様性の保全をしていきます。
【久世工場に整備した雨庭の主な取り組み】
・ | 日本ITF社員による日々の維持管理 |
・ | 社員が自然に触れる機会の積極的な創出 |
・ | 生物多様性、防災、環境の面から雨庭の良さや考え方の普及 |
・ | 希少種や京都ゆかりの植物を育て、株分けや種まきにより数を増やし、 生物多様性および雨庭の機能を備えた緑地エリアを拡大 |
4月7日に整備が完了した久世工場の雨庭
これらの取り組み計画により、プロジェクト第32号の活動として認定を受けるに至りました。当社グループは今後も京都固有の生物を守り、地域一丸となって生物多様性が高まる保全活動に積極的に取り組んでいきます。
<参考>
【用語解説】
・雨庭
勾配の低い場所に植栽や砂利などで土面を残し、雨水を吸収しゆっくりと地中に浸透させる構造を持つ庭のことで、古くから和風庭園などで見られる様式。急激な雨水増加による排水溝の氾濫を抑制する他、良質な水循環を補助し多種の生物が育成できる環境を創造することができます。
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