ニュースリリース

地方銀行・モノづくり企業各社とのアライアンスビジネス展開を開始 ～銀行ネットワークを活かし日本の技術力でASEAN需要対応を加速～

日新電機株式会社（本社：京都市右京区、社長：松下芳弘）は、ASEAN地域の経済成長・需要拡大に対応するため、地方銀行と協力し、銀行の取引先企業各社の技術および製品と、当社海外グループ会社（タイ・ベトナム・ミャンマー）のモノづくり技術および拠点リソースを融合させた新たなアライアンスビジネス展開を進めます。

当社グループは中長期計画「VISION2025」において、6つの成長戦略に取り組んでいます。本件は「新興国環境対応需要の捕捉」に寄与する事業活動の一つです。

ASEAN地域では、各国の政府施策や経済成長に伴う生活環境改善が進んでおり、さまざまな市場において環境に配慮したものや利便性の高い製品の需要が拡大しています。本ビジネスでは、当社グループが調査した現地の市場状況を基に、ニーズに合った国内地方銀行および取引先企業とマッチングし、技術提携を行います。現地ニーズに対応した製品化・販売は、当社海外グループ会社と装置部品ソリューション事業統括部が中心となり、長年のASEAN地域での事業活動経験と一貫生産でのモノづくり技術を活かして展開していきます。

この度、最初の協業先として7月18日に株式会社きらぼし銀行（東京都港区）および株式会社きらぼしコンサルティング（東京都港区）と協力覚書を締結しました。今後、協業先の取引先企業との技術提携により現地ニーズにマッチした製品化と生産供給を実現し、ASEAN市場でのビジネス展開を目指します。

さらなる成長が期待されるASEAN地域の市場ニーズ対応に向けて、他の地方銀行だけでなく商社などもビジネスパートナーとして連携を進め、多種・多様な業種の企業とのアライアンスビジネスモデルを形成し、日本の技術力や製品を活かしてグローバル展開を図ります。

【アライアンスビジネスの特長】

１．スピーディーな市場参入

取引先企業の保有する技術や製品は日本基準で高品質な実績のあるものであり、これをASEAN市場向けにカスタマイズすることで、製品開発の期間を短縮し、迅速な事業展開を実現します。

２．各ステークホルダーにメリットのあるビジネスモデル

共にビジネス展開を行う取引先企業と当社グループの事業拡大による収益増加に加えて、海外ビジネス展開を目指す企業にとっては、当社海外グループ会社のリソースを活用することで投資リスクの低減につながります。地方銀行においても、マッチング成功報酬や取引先企業への融資拡大などで収益が増加します。より利便性の高い製品の提供で生活が豊かになるASEAN地域の人々も含め､各ステークホルダーにとってメリットのあるビジネスモデルです。

＜参考＞

【用語解説】

・6つの成長戦略

「環境配慮製品の拡大」「分散型エネルギー対応」「再生可能エネルギー対応」「DXの製品・事業への適用」「新興国環境対応需要の捕捉」「EV拡大に伴う事業拡大」

【ASEANに展開する当社海外グループ会社の概要】

・日新電機タイ株式会社

・日新電機ベトナム有限会社

・日新電機ミャンマー株式会社

【関連リンク】

海外進出支援・提携サービス：https://nissin.jp/product/support/index.html