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2023年度秋の入社式 社長挨拶(要旨)

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、10月2日午前10時より、2023年度秋の入社式を日新アカデミー研修センター(本社東隣)で行いました。秋の入社式には、4~9月に入社しすでに仕事をしている8人、10月1日付け入社の7人および社員登用の12人、計27人が出席しました。

秋の入社式の様子

 

社長の松下の挨拶(要旨)は次の通りです。

 

5月の新型コロナ感染症の5類移行に伴い、世の中、社会はアフターコロナに移行し、すっかりにぎわいが戻ってきました。仕事面でもオンライン会議など便利なツールは継続使用しながら、以前と同じような活動ができるようになってきました。一方、世界に目を向けると、ウクライナ問題、米中対立、地政学リスク、さらに世界各地で、気候変動、自然災害の激甚化・頻発化が進んできており、情勢は混沌としています。

このような状況下、企業には、持続可能性(サステナビリティ)がより重要視されてきています。不確実なことが多く、変化の激しい社会、時代においては、自分の志を持ち自ら考え、柔軟に対応して、課題を克服する力が必要です。

さらに、SDGs(持続可能な開発目標)による持続可能な社会・環境意識の高まり、カーボンニュートラル宣言、脱炭素化、再生可能エネルギー、分散型エネルギーといったエネルギー産業のパラダイムシフトにより、当社を取り巻く事業環境にはさまざまな変化があります。

これらの変化に対して、当社グループは、電力機器をはじめ、社会の重要インフラに関わる会社として、大きな使命があると同時に、当社の製品・事業に関係しており、ビジネスチャンスがあります。

 

当社グループでは、2021年度から2025年度までの5年間の中長期計画「VISION2025」に一昨年4月から取り組んでおり、現在、ちょうど中間折り返し地点です。同計画では、「日新一新」「変化への適応・変化の創造」の方針のもと、「多様な価値観が尊重され、チャレンジ意欲を持った活動ができる環境のもと、一人ひとりが社会に貢献していることを実感でき、確かな技術力で持続可能な未来を創造する会社」を目指しています。

 

当社は1917年に誕生し、1世紀を超えて、事業を継続してきた実績があります。これは多くの先人たちの知恵と努力のおかげであり、それに安住していてはいけません。次の100年も持続的に成長発展していくためには、先輩方が築いてこられた伝統・歴史、製品・事業を現役の我々が受け継ぎ、その上に改善・進歩を加えていくことが必要です。

 

さまざまな経験を持つ、皆さんが新しい発想で、ご自身の能力、可能性を発揮され、起爆剤となってくれることを期待しています。入社式に当たり、皆さんに基本的なこととして、3つの事をお願いします。

 

1.誠実に正道を歩む

企業人として、法律、社会規範および会社のルールを守り、正しい考えを持ち、行動することをまずはお願いします。平たく言うと、「嘘はつかない」「約束は守る」「人に迷惑をかけない」「相手を思いやる」ということです。
当社においては、コンプライアンス、モラルに反した事業活動は許されません。『コンプライアンスを踏み外した行為から生まれる売上、利益は1円たりともいりません』これを肝に銘じてください。

これからの人生、会社生活において、難しい場面に出会い、判断に迷うこともあるかもしれません。そういう時には、人として、組織として、社会にとって、より正しいことは何かを考え行動してください。

 

2.仕事に対する真摯な姿勢

「目の前の仕事に全力を尽くす」、次に「もう一歩踏み込む」、そして「コツコツと継続する」ことを心掛けてください。その積み重ねが将来、大きな仕事を成し遂げる土台になります。「継続は力なり」、目先の成果にとらわれ過ぎず、じっくり学び基礎を積み上げていってください。

この先、悩んだり、スランプに陥った時には、遠い先を見るのではなく、目の前の小さな仕事を一つずつ着実に片付けることを心掛けてください。
一歩踏み出す勇気を持つこと、その一歩が事態を動かし、自分の意識と行動を変え、道を拓きます。

 

3.Challenge、Change、Chance、Continue”4C ”の実践

VISION2025では、「日新一新」を合言葉に、「変化への適応・変化の創造」を掲げています。
あらゆることに対して、果敢に挑戦(Challenge)して、変化(Change)を創り、チャンス(Chance)をつかみ、納得するまでやり抜く(Continue)の ”4C” で業務に取り組んでください。

皆さんには前例にとらわれない、柔軟な発想で、我々には思いつかないようなユニークなアイデアの発信、いろいろなことへのチャレンジを期待しています。

 

皆さんのご健勝とご活躍を祈念し、入社式の挨拶とします。

 

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