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社会貢献

京都市、京都市景観・まちづくりセンターへ寄付 ~文化財保護事業等の実施に関する三者連携協定に基づいて実施~

公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金(所在地:京都市右京区、理事長:齋藤成雄 、以下 当基金)は、京都の文化財保護に協力するため、京都市へ250万円、公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター(以下 京都市景観・まちづくりセンター)へ50万円を寄付しました。12月11日に京都市役所(京都市中京区)にて寄付受納式が執り行われ、理事長の齋藤より門川大作京都市長、髙田光雄京都市景観・まちづくりセンター理事長へ寄付金の目録を贈呈しました。

 

寄付受納式

寄付金の内訳

    1. 市指定・登録文化財の修理 100万円
    2. 「国名勝 無鄰庵庭園」の池流れの護岸整備および石燈籠の修理 150万円
    3. 京町家の保全・継承に係る改修助成 50万円

この寄付は、2018年2月に京都市、京都市景観・まちづくりセンターと締結した文化財保護事業等の実施に関する三者連携協定に基づいて行われたもので、今回で7回目となります。

 

無鄰庵庭園は施主山縣有朋の指示に基づいて、近代日本庭園の先駆者とされる作庭家、庭師7代目小川治兵衛により作庭され、国の名勝に指定されています。せせらぎを縁取る護岸石と母屋脇の石燈籠は、無鄰庵の本質的な価値を構成する重要な要素となっています。現在、護岸石の隙間が水流により侵食され、水が漏れている箇所や、植物の根が入り込んでいる箇所などがみられ、これらは時間経過と共にさらに護岸を傷める原因と考えられることから、庭園の良好な保存のため護岸整備が行われる予定です。また、石燈籠については傾倒や毀損が見受けられ倒壊する危険性があることから、来園者の安全性の確保および石燈籠の保存のための修理に、今回の寄付金が活用されます。

 

当基金は、これからも京都の文化財保護活動に協力していきます。

無鄰庵庭園 背面が侵食されている護岸石 京町家(三条会商店街)

<参考>

・日新電機グループ社会貢献基金の概要

名    称 公益財団法人 日新電機グループ社会貢献基金
代   表  者 理事長 齋藤成雄 (日新電機株式会社 代表取締役会長)
所   在  地 京都市右京区梅津高畝町47番地(日新電機株式会社 総務部内)
設    立 2017年3月
財  団   規  模 約50百万円
事  業   規  模 年間 約25百万円
事  業   内  容 (1)技術系人材の育成
・国内外の学生・生徒を対象とした給付型奨学金制度の運用
・技術系人材の裾野拡大に向けた諸活動
(2)京都を中心とした歴史的文化財の保護
(3)地域の環境保全活動への協力
 ウェブサイト   https://nissin.jp/sczaidan/

・市指定・登録文化財の修理

文化財保護法や京都市文化財保護条例によって指定された建造物や史跡・名勝等の修理を行う事業です。

 

・無鄰庵(京都市左京区)

1894~1896年に造営された明治・大正時代の政治家である山縣有朋の別荘です。
「無鄰庵」という表記は、1951年6月9日の国の名勝指定時に使用された字体で、現在、京都市では母屋の扁額にある字体「無鄰菴」を使用されています。

 

・7代目小川治兵衛

近代日本庭園の先駆者とされる作庭家・庭師で、通称は植治(屋号)と呼ばれています。作庭には、平安神宮、円山公園、清風荘(西園寺公望別邸)、対龍山荘など国の名勝に指定されているものが多く、他にも京都国立博物館前庭、住友家(有芳園・茶臼山亭など)、三井家、細川家の各庭園など数多くの名庭を残しています。

 

・京町家の保全・継承にかかる改修助成

公益財団法人京都市景観・まちづくりセンターによる取り組みの一つである「京町家まちづくりファンド」では、市民や企業などからの寄付を活用しながら、京町家を伝統的な外観意匠に改修するための助成を実施しています。
京町家まちづくりファンド ウェブサイト: https://www.kyoto-machisen.jp/fund/

 

[本件に関するお問い合わせ]

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金 事務局  

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