ニュースリリース
日新電機 松下社長/2024年 年頭の辞(要旨)
日新電機株式会社(本社:京都市右京区) 社長 松下芳弘の「2024年 年頭の辞」(要旨)は次のとおりです。
2023年は、国内では5月に新型コロナウイルス感染症が5類へ引き下げられたことで、世の中・社会はアフターコロナへ移行し、にぎわいが戻ってきました。仕事面ではウェブ会議などの便利なツールは継続使用しながらも対面活動が復活し、コロナ禍前のスタイルに戻りました。世界では、米中対立、ロシアによるウクライナ侵攻は収まる様相は見られず、新たにイスラエル・ハマスの対立も起こり、国際情勢はさらに緊迫してきました。また、エネルギー・原材料価格の高騰、部材調達難、円安傾向は継続しており、先行き不透明な状況が続いています。
当社グループでは、住友電気工業株式会社の完全子会社化など変化の大きな年となりました。2021年度から取り組んでいる5カ年の中長期計画「VISION2025」は中間折り返しを過ぎました。同計画の重点テーマやさまざまな活動に積極的に取り組んできたおかげで業績は順調に推移しています。皆さんのご協力・ご尽力に対して深く感謝申し上げます。
今年は、VISION2025の4年目です。次の方針の下、さらに活動を強化し、成果の刈り取りに取り組みますので、よろしくお願いします。
記
1.VISION2025の進捗・課題を明確にし、その克服にチャレンジしよう
VISON2025の「6つの成長戦略(環境配慮製品の拡大、分散型エネルギー対応、再生可能エネルギー対応、DXの製品・事業への適用、新興国環境対応需要の捕捉、EV拡大に伴う事業拡大)」に取り組んでいます。今年はSF6ガスフリーGIS(ガス絶縁開閉装置)をはじめ当社の最新技術を集結した特高変電所などの開発・発売開始する予定です。また、住友電工とのシナジーによる研究開発・新製品創出の加速、海外事業のさらなる強化など、重要な年です。各テーマの課題と進捗を明確にして、成果、事業化を確実なものとするよう、スピードを上げ取り組んでください。市場・お客様・社会のニーズにマッチした製品・事業の創出と戦力化につなげてください。
2.SEQCDDのレベルアップに絶え間なく取り組もう
VISION2025の「5つの事業基盤強化(モノづくり力の強化、生産性向上、サプライチェーンの多重化、人事戦略強化、働き方改革)」において、各自・各部門で取り組むべきテーマを明確にして、SEQCDD(S:安全、E:環境、Q:品質、C:コスト、D:物流・納期、D:開発)のさらなるレベルアップに取り組んでください。SEQCDDのレベルアップは、社員満足度とお客様満足度の向上につながります。日新電機グループを昨年よりさらに「いい会社・強い会社」にするために何ができるか、みんなで考え、具体的な行動をお願いします。
3.安全・コンプライアンス・仕事の基本を再確認しよう
安全とコンプライアンスを基本に据えて、仕事をしてください。「安全は全てに優先する」の大方針の下、安全・安心・快適な職場づくりに全員参加で取り組みましょう。
コンプライアンスは企業活動の基盤であり、これを毀損する会社は存続できません。コンプライアンスを踏み外した行為から生まれる売上、利益は1円たりとも要りません。
お客様視点で仕事の基本と進め方を見つめ直し、また現場重視の思考と行動で、全体最適・部分最適のバランスを意識した仕事をお願いします。仕事の基本として、「お客様第一主義」と「現場第一主義」を大切にしてください。お客様のニーズを知り、お客様の視点に立ち、仕事の進め方を確認してください。
今年一年の皆さんおよびご家族の安全と健康そしてご多幸を祈念し、年始のご挨拶とします。
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