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2024年度秋の入社式 社長挨拶(要旨)

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:松下芳弘)は、10月1日午前10時より、2024年度秋の入社式を日新アカデミー研修センター(本社東隣)で行いました。秋の入社式には、4~9月に入社しすでに仕事をしている
16人、10月1日付け入社の7人および社員登用の19人、計42人が出席しました。

入社式の様子

社長の松下の挨拶(要旨)は次の通りです。

当社グループでは、2021年度から2025年度までの5年間の中長期計画「VISION2025」に取り組んでおり、3年半が経過しましたが、この間、多くの変化がありました。

猛威を奮った新型コロナウイルス感染症は、ウィズコロナ、アフターコロナへ移行、海外ではロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・ハマス間および米中間の対立といった地政学リスクは継続しており、世界情勢は依然混沌としています。また気候変動、自然災害の激甚化・頻発化を背景に、SDGsによる持続可能な社会・環境意識が高まり、カーボンニュートラル宣言、脱炭素化の動きが加速してきています。
その結果、再生可能エネルギー・分散型エネルギーといったエネルギー産業のパラダイムシフトが起きています。これらの変化に対して、当社グループは、電力機器をはじめとした、社会の重要インフラ、産業基盤に関わる会社として、大きな使命があると同時に当社の製品・事業においては、ビジネスチャンスがあります。

不確実なことが多く、変化の激しい社会・時代においては、企業には持続可能性(サステナビリティ)がより重要視されています。皆さんには自分の志を持ち自ら考え、柔軟に対応して、課題を克服する力が求められます。

当社は1917年に誕生し、1世紀を超えて、事業を継続してきた実績があります。これは多くの先人たちの知恵と努力のおかげであり、それに安住していてはいけません。次の100年も持続的に成長発展していくためには、先輩方が築いてこられた伝統・歴史、製品・事業を現役の我々が受け継ぎ、その上に改善・進歩を加えていくことが必要です。

VISION2025では、「日新一新」、「変化への適応・変化の創造」の方針を掲げ、「多様な価値観が尊重され、チャレンジ意欲を持った活動ができる環境のもと、一人ひとりが社会に貢献していること事を実感でき、確かな技術力で持続可能な未来を創造する会社」を目指しています。

さまざまな経験を持つ、皆さんが新しい発想で、ご自身の能力、可能性を発揮され、起爆剤となってくれることを期待しています。一緒に、日新電機を今よりもっと「いい会社・強い会社」にしていきましょう。
本日は入社式に当たり、基本的なこととして、3つの事をお願いします。

 

1.誠実に正道を歩む

企業人として、法律、社会規範および会社のルールを守り、正しい考えを持ち、行動することをまずはお願いします。平たく言うと、「嘘はつかない」「約束は守る」「人に迷惑をかけない」「相手を思いやる」ということです。
当社においては、コンプライアンス、モラルに反した事業活動は許されません。『コンプライアンスを踏み外した行為から生まれる売上、利益は1円たりともいりません。当社はSEQCDD(Safety:安全、Environment:環境、Quality: 品質、Cost:コスト、Delivery:物流・納期、Development:開発)で勝負します。』これを肝に銘じてください。
これからの人生、会社生活において、皆さんは、難しい場面に出会い、判断に迷うこともあるかもしれません。そういう時には、人として、組織として、社会にとって、より正しいことは何かを考え行動してください。

 

2.仕事に対する真摯な姿勢

「目の前の仕事に全力を尽くす」、次に「もう一歩踏み込む」、そして「コツコツと継続する」ことを心掛けてください。その積み重ねが将来、大きな仕事を成し遂げる土台になります。地道な努力を重ねていける人が成長し、将来活躍できる人になります。「継続は力なり」、 目先の成果にとらわれ過ぎず、じっくり学び基礎を積み上げていってください。
この先、悩んだり、スランプに陥ったりした時には、遠い先を見るのではなく、目の前の小さな仕事を一つずつ着実に片付けることを心掛けてください。一歩踏み出す勇気を持つこと、その一歩が事態を動かし、自分の意識と行動を変え、道を拓きます。

 

3.Challenge、Change、Chance、Continueの ”4C” の実践

あらゆることに対して、果敢に挑戦(Challenge)して、変化(Change)を創り、チャンス(Chance) をつかみ、納得するまでやり抜く(Continue)の ”4C” で業務に取り組んでください。
失敗しても構いません。挑戦しないと成功もありません。何もしないことが最も問題であり、損失だと思います。自分の可能性を伸ばし、成長するためには、思い切って一歩踏み出すことが必要です。皆さんには前例にとらわれない、柔軟な発想で、我々には思いつかないようなユニークなアイデアの発信、いろいろなことへのチャレンジを期待しています。

 

皆さんのご健勝とご活躍を祈念し、入社式の挨拶とします。

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