ニュースリリース
日新電機 松下社長/2025年 年頭の辞(要旨)
日新電機株式会社(本社:京都市右京区) 社長 松下芳弘の「2025年 年頭の辞」(要旨)は次のとおりです。
2024年は大きな地震・台風・豪雨といった自然災害に加え、記録的な猛暑といった気候変動がありました。また、世界各地での紛争、米中対立は継続し、中国の景気減速、米国の政権交代、韓国・ヨーロッパ主要国でも政権崩壊の危機があり、日本では自公連立政権の過半数割れと、今年は世界および日本の情勢、政治経済面での混迷が危惧されます。先行き不透明感が増す中での2025年となりますが、VISION2025の方針「変化への適応・変化の創造」で、立ち向かっていきたいと思います。
今年はVISION2025の最終年、総決算の年であり、次の方針で取り組んでいただきたく、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
記
1.VISION2025達成のラストスパートをかけよう
VISION2025では「6つの成長戦略」(環境配慮製品の拡大、分散型エネルギー対応、再生可能エネルギー対応、DXの製品・事業への適用、新興国環境対応需要の捕捉、EV拡大に伴う事業拡大)と「5つの事業基盤強化」(モノづくり力の強化、生産性向上、サプライチェーンの多重化、人事戦略強化、働き方改革)に取り組んでいます。成長戦略と事業基盤強化の重点テーマについて、目標・計画通りに進んでいるか、残課題は何かを明確にして、スピードを上げて取り組んでください。
2.SEQCDD活動をさらに活性化、深化させよう
当社グループではさまざまな活動を通じて、SEQCDDのレベルアップに絶え間なく取り組んでいます。その中でも特に重要なS・E・Q(安全・環境・品質)については、管理指標である、S:業務上災害件数、E:CO2排出量・エネルギー使用量、Q:重要クレーム件数・失敗コストに関して、24年度はほぼ目標をクリアするレベルにまで向上してきました。VISION2025の最終年はさらに高い目標値を掲げていますので、SEQCDDのさらなるレベルアップに取り組んでください。
安全最優先の基本方針の下、安全・安心・快適職場づくりに全員参加で取り組みましょう。
3.誠実に正道を歩もう
法令、社会規範および会社のルールを守り、正しい考えを持ち、「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」という住友事業精神を常に意識し行動してください。不正・各種ハラスメント・コンプライアンスの潜在懸念がないか、各職場でチェックしてその芽を摘み取り、そして風通しの良い温かい職場をみんなでつくりましょう。
今年一年の皆さんとご家族の安全と健康、そしてご多幸を心からお祈りし、年始の挨拶とします。