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日新電機ベトナム 生産能力向上に向け体制を強化 ~半導体製造装置・低炭素社会の実現に向けた製品などの旺盛な受託生産の需要に対応~

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:西村陽)のグループ会社で、装置部品の受託生産および電力機器の製造・販売を行う日新電機ベトナム有限会社(本社:ベトナム、社長:寺尾薫、以下 日新電機ベトナム)は、半導体製造装置業界のほか、再生可能エネルギー関連や電気自動車(EV)関連など、低炭素社会の実現に向けた旺盛な製品の受託生産の需要に対応するため、2023年より生産エリアの拡大と加工設備の増強などを進め、生産能力向上に向けて事業体制を強化しました。

板金加工エリア

電気亜鉛めっきライン

 

【主な施策内容】

  1. 板金加工エリア拡大
    2023年1月、既存工場に隣接する延床面積13,440㎡のレンタル工場を新たに第3工場として設立し、板金加工エリアを拡大。これにより従来から生産能力が約1.5倍向上し、増大する受注に対応するとともに高品質な製品の提供も実現しました。
  2. 電気亜鉛めっきライン構築
    2024年には、第3工場内に業界でも数少ない高品質かつ大型製品対応の電気亜鉛めっきラインを新たに構築しました。このラインは環境基準を遵守しており、これまで外注していた大型製品のめっきを自社内で加工できる体制を整えました。さらに、お客様の多様なニーズに対応すべく、2025年2月から新たにめっきの受託加工も開始しました。
  3.  EMS(電子機器の受託製造サービス)の開始
    近年、製造業界では生産体制の最適化や人手不足の解決策として、部品加工だけでなく最終の組立までを希望するお客様や、自社で工場を持たずに製品の設計や開発に特化する企業が増えています。特にEMSは、配線・組立の作業の自動化が難しいため、コストパフォーマンスが高く、技術力のあるベトナムの企業への依頼が増えています。当社は電子配線の取り付け含むEMSにも対応できるよう、エンジニアの採用を強化するなど、高品質なサービスを提供する体制作りを進めており、2025年4月からサービスを開始しています。
  4. 独自カリキュラムを用いた技術者育成強化
    半導体製造装置関連をはじめとする日新電機ベトナムの売り上げの8割を占める半導体業界は、需要の変動が激しく、人員の確保が非常に難しい状況です。そのため、加工経験の豊富な日本人エンジニアを積極的に多数採用し、独自のカリキュラムを用いて社員のスキルアップを支援し、多品種・短納期の加工に柔軟に対応できる技術者の育成を強化しています。

 

日新電機ベトナムは、多品種小ロットの装置部品加工を一括で引き受けており、日本だけでなく欧米など世界各地に顧客を有しています。今後も幅広い需要に対応すべく、さまざまな加工プロセスで拡大するお客様のニーズにお応えし、地域経済の発展に寄与する事業活動を推進していきます。

本件は、当社グループ中長期計画「VISION2025」における6つの成長戦略の内「環境配慮製品の拡大」「再生可能エネルギー対応」「新興国環境対応需要の捕捉」「EV拡大に伴う事業拡大」と事業基盤強化の一つである「モノづくり力の強化」「生産性向上」に寄与する事業活動です。

当社グループは事業活動を通して、SDGsへの取り組みを強化しています。本件はSDGsの17の⽬標の内、下記の⽬標達成に関連する活動です。

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

参考

【用語解説】

【会社概要】

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