ニュースリリース
日新アカデミー研修センターの「雨庭」が2025年度グッドデザイン賞を受賞 ~生物多様性や希少種保全への貢献が評価~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:西村陽)は、この度本社東隣地の日新アカデミー研修センター(以下 研修センター)の「雨庭」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞したことをお知らせします。
グッドデザイン賞とは、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度で、有形・無形を問わず「暮らしや社会をより良くするデザイン」を対象に審査し、優れたデザインを顕彰するものです。今回受賞した「雨庭」は、土面に雨水を一時的に貯め、時間をかけて地中に浸透させることで、公共排水への急激な雨水流出を防ぐ機能を備えた庭です。雨庭を設置することで、公共インフラの負担軽減や集中豪雨による排水溝の氾濫抑制に貢献できます。また、雨水をテーマに地域とつながり、生物を保全する緑地エリアとして地域の希少種を育て、持続可能な生物多様性や希少種保全をしています。
当社は「京都市緑の基本計画」に沿って研修センターの緑地を整備しており、以下に取り組んでいます。
- 敷地内に降った雨水を浸透・一時貯留する過程を「雨道」として設置
- 貯めた雨水を循環利用している「水景」に、その環境に適した植物を配置
- 本社工場内で生育した希少植物を株分け移植して、生物多様性のネットワークを拡大
- 見学会や保全活動、行政・大学との連携による啓発活動
今回の受賞は、生物多様性への貢献に加え、「雨庭」の保全啓蒙活動を通じて行政・大学など、地域へのグリーンインフラ拡大に貢献したことが評価されたものです。
今後も当社は「雨庭」を通じて生物多様性や希少種保全活動を継続し、地域へのさらなるグリーンインフラ拡大を推進していきます。

日新アカデミー研修センターの雨庭

授賞式での記念写真
