ニュースリリース
国内初、77kV・60Mvar三相2台構成の電力用コンデンサ設備を納入 ~東北北部地区の大容量送電に対応~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:西村陽)は、国内初となる77kV・60Mvar三相2台構成の大容量電力用コンデンサ設備(大地据置式)を東北電力ネットワーク株式会社西仙台変電所へ納入しました。東北北部地区では、電源接続案件*1への対応として電力用コンデンサ設備の設置が計画されています。本設備は、その初号機として、2026年6月29日に運用を開始しました。
電力用コンデンサ設備は、電力会社の変電所に設置することで無効電力*2を補償し、送電容量の拡大に寄与する装置です。2050年の脱炭素化社会の実現に向けた再生可能エネルギー(以下 再エネ)の主力電源化の一環として、東北北部地区では再エネの大量導入に伴う電源接続案件が進められており、北部から首都圏への大容量送電が必要となっています。
本設備では、電力用コンデンサの誘電体設計を合理化することで、コンデンサ本体のコンパクト化を実現しました。これにより、従来の単相3台構成から三相2台構成への変更が可能となり、設置面積を約28%縮小するとともに、台数の削減による工期短縮にも貢献しました。
【特長】
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国内初の77kV・60Mvar三相2台構成
従来の単相3台構成から三相2台構成を実現
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大容量送電対応
77kV・60Mvarの大容量設備により、広域送電に対応
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コンパクト化・工期短縮
設置面積を約28%縮小し、据付工期の短縮にも寄与
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耐震性・安全性・保守性向上
大地据置式の採用および充電部遮蔽構造により、耐震性、安全性および保守性の向上に寄与
【納入品の仕様】
電圧
77kV
相数
三相
周波数
50Hz
容量
60Mvar
リアクタンス
L=6%
騒音
65dB以下

納入した電力用コンデンサ設備
当社は、本計画に対応するため、設計・製造・検査や現地工事・調整試験の人員を確保するとともに、材料・部品の調達先とも連携し、電力用コンデンサの生産計画と各変電所への設置工事計画を策定済みであり、今後も全ての工事工程の完遂を目指します。
参考
【用語解説】
*1 電源接続案件
本リリースでいう「電源接続案件」は、「東北北部エリア電源接続案件募集プロセス」に基づくもので、再エネの系統接続に伴う送電設備などの新設・増強に関する取り組み。
*2 無効電力
電力を安定して送り届けるために必要な電力。電圧を適切に保ち、安定した電力供給を支える役割を持つ。
