ニュースリリース
2026年度(第75回)電機工業技術功績者表彰において優秀賞を受賞 ~未電化地域への電力供給に貢献するマイクロ変電所実証の有効性が評価~
日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:西村陽)は、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)が選定する2026年度(第75回)電機工業技術功績者表彰において「PVT(大容量化した計器用変圧器)を用いたマイクロ変電所の実証研究」が優秀賞を受賞しました。2026年10月15日(木)には東京會舘(東京都千代田区)で表彰式が開催され、受賞講演を行いました。

受賞者
本表彰はJEMAが主催するもので、電力部門、産業部門、家電部門、ものづくり部門、IoT・AI・DX部門の各部門において、新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した者に贈られます。
新興国では特別高圧*1送電線が敷設されているにもかかわらず、環境・コストなどの理由により配電網が十分に整備されていないため、安定的に電力供給を受けられない小規模集落が多く存在します。電力分門で優秀賞を受賞したテーマは、PVT(Power Voltage Transformer)*2を活用したマイクロ変電所*3を導入することで、特別高圧送電線(66kV以上)から直接低圧(240V)に変換します。これにより、通常必要となる大規模な変電所を建設することなく、100kVA程度(1カ所あたり50世帯~100世帯に供給可能と想定)の安定した低圧電力を環境にやさしく低コストで供給することができます。
本件はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助事業であり、インドでの国際実証事業を通して当該技術の有効性が認められ、現地の事業拡大が見込めることが評価されました。
また、当社は「エッジAI診断端末の開発」でIoT・AI・DX部門の奨励賞も受賞しており、今年度は優秀賞と奨励賞のダブル受賞となります。
参考
【用語解説】
*1 特別高圧
7kV(7000V)を超える電圧のこと。高圧は直流で750V~7000V以下、交流で600~7000V以下、低圧は直流で750V以下、交流で600V以下を指す。
*2 電源用計器用変圧器(PVT)
Power Voltage Transformerの略で、交流高電圧を測定するために特別高圧を低圧に変換する計器用変圧器(VT:交流高電圧を測定するために特別高圧を低圧に変換する機器)の技術を応用し、特別高圧から低圧に直接変換して電力を供給できるよう大容量化した計器用変圧器。国内でPVTを製造しているのは当社のみ。
*3 マイクロ変電所
66kV以上の特別高圧送電線から、電圧を測定する変成器の技術を応用し電力供給用に大容量化を実現したPVTを用いて、10kVA~100kVA程度の低圧電力を直接取得するための変電所のこと。
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