電子線照射装置

電子線照射装置(EPS:Electron beam Processing System)とは、高速の電子線(電子ビーム)を利用して物質の改質や品質向上、滅菌などを行う装置です。

特長

NHVコーポレーションの電子線照射装置は低電圧~5000kVまでの広範囲にわたるラインアップをそろえ、また環境配慮に向けた製品づくりにも貢献しています。例えばタイヤ軽量化による燃費向上、食品包装フィルム高性能化による食品保存期間延長および食品ロス削減などに活用されています。
60年以上にわたる電子線照射装置の開発・販売を通して培った「独自技術(高電圧・ビーム制御・高真空・安全システム)」と「提案力」で、世界各国の多様な分野のお客様に寄り添い、さまざまなご要望に応え続けます。

製品ラインアップ

エリア型電子照射装置「Curetron®(キュアトロン®)」

印刷、フィルムの改質などに適した装置です。 (加速電圧300kV以下)
お客様で開発や実験にご利用いただけるよう、コンパクトで低価格な実験機もあります。

スキャン型電子線照射装置

自己シールドタイプ

X線シールド付きのコンパクトな装置で、電線の架橋や発泡ポリエチレンの製造などに適しています。
(加速電圧800kV以下)

コンクリートシールドタイプ

EV自動車向け太物電線の架橋や熱収縮チューブの製造、医療品の殺菌・滅菌などに利用されています。
(加速電圧5000kV以下)

EB-XW

従来製品(スキャン型電子線照射装置)と比べ30%の小型化やメンテナンス性向上を実現しました。
(加速電圧:800kV)

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