見える化

一定規模以上のエネルギーを使用している工場や事業所には省エネ努力義務があり、エネルギー使用の実態把握をはじめ、改善策の立案・実行・評価等を計画的に行うことが求められます。工場設備のさまざまなデータを一元的に集約し見える化することは、工場IoT化の基盤となり、将来的な工場全体のスマート化へ向けた第一歩になります。

当社システムの特長

消費傾向の把握と改善点の発見

蓄積した電力データを多用なグラフに展開できる見える化ソフトです。グラフは視覚的に把握しやすいため、運用に隠れたムダの発見、関係者との情報共有、省エネ行動喚起などに有効です。個別に管理されていた生産や熱(蒸気)データを取り込み、一元管理することも可能です。

当社システムの仕組み

1.デマンド監視・・・ピークカットで省エネ

現在のグラフに過去データを重ねて表示できるため、類似日の推移を参考にしながら事前に対策検討できます。また、受電点だけでなく、サブ変電所ごとにデマンド監視できるため、どこに対策を取れば効果的か一目で把握できます。

デマンド監視

2.分析・・・ムダに気付き運用改善

マウスクリックでさまざまなグラフを作成できます。演算機能や単位換算機能を使って部門別集計グラフを設定すれば、毎月編集することなく、日付を選ぶだけで結果グラフが確認できます。
webブラウザ機能により、管理部門や現場など全社員が自席のパソコンで見ることが可能です。

分析

3.データ統合・・・原単位監視へステップアップ

別管理のデータを取り込み一元管理できます。特高受変電などの高圧データから、生産ラインなどの低圧データまで一元管理することで、階層を掘り下げながら分析を進めることが可能です。原単位監視へも展開できます。

データ統合

事例

1.生産ラインの原単位監視

見える化で自社工場の電力運用の現状を把握した次のステップとして、原単位監視をお考えではありませんか? EneMonに生産ラインの電力データと生産台数データを取り込めば、ラインごとの原単位監視が可能です。生産現場にモニタ表示すれば、現在の生産効率や悪化兆候を現場社員と共有できます。

2.電気と熱の統合管理

工場における行方不明蒸気の管理でお悩みではありませんか?当社では、高精度な流量計の設置と見える化で、蒸気の正確な把握と管理を可能にします。また、蒸気だけでなく電気のデータも取り込むことで工場全体のエネルギー統合管理も可能です。

Q&A

A

汎用データ収集装置から、簡単にデータ取り込みできる機能を標準装備しています。既存システムを活用できるので、システム導入やデータ収集・導入後の計測ポイントの追加が容易に行えます。

A

電力系統管理・部門別集計機能など、運用管理を簡単にするツールが充実しています。複雑な電力系統をツリー構造にまとめて管理したり、複数部門で案分したりすることができます。

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