分路リアクトル・中性点リアクトル
利用場所
- 一次変電所
- 鉄道
分路リアクトルは電力系統と並列に接続し、必要な遅れの無効電力を供給することで進み無効電力(系統対地容量)を補償します。系統電圧の安定に寄与する電力機器です。
中性点リアクトルは電力系統の中性点に接続し、系統の地絡事故時に健全相の対地電圧が異常に上昇するのを防止すると共に、系統の対地静電容量を補償します。保護継電器を確実に動作させるために設置される電力機器です。
当社製品の特長
分路リアクトルは鉄心に高占積率ラジアルコアを使用することで低損失・低騒音化を図り、国内外の多くのお客様に使用されています。普通高圧から特別高圧まで、幅広い電圧に対応します。
中性点リアクトルは絶縁物にSF6(六フッ化硫黄)ガスを採用。巻線には特殊な抵抗電線を使用することで直列抵抗器との一体型化を実現しており、機器の設置スペースの縮小化や工期短縮を図っています。
定格
分路リアクトル
回路電圧 | 6.6kV | 22~33kV | 66~77kV |
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使用場所 | 屋外・屋内 | ||
周波数 | 50/60Hz | ||
容量 | 500~2,000kvar | 3,000~40,000kvar | 5,000~120,000kvar |
騒音条件 | 50dBまでの低騒音対応可能 | 60dBまでの 低騒音対応可能 |
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主回路引き出し | 気中ブッシング・ケーブル接続 など |
中性点接地リアクトル
回路電圧 | 22~154kV |
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使用場所 | 屋外・屋内 |
周波数 | 50/60Hz |
直列抵抗 | あり/なし |
容量 | ご用命ください |
時間定格 | 10~30秒 |