製品使用材料の劣化診断技術開発
技術キーワード:
- 絶縁材料
- 機能材料
担当部門
材料技術開発部
電力機器用開閉器などの機構部に使用されるグリスは、経年や摺動(しゅうどう)回数増加により潤滑性が低下するため、適正なメンテナンスがなされていない場合、固着で生じる機構部の開閉不良による停電などに発展する懸念があります。
これらの事故を未然に防ぎ、適正なメンテナンスを行うためのグリス劣化メカニズムの把握を行いました。
また、当社製品に使用されるさまざまなゴム部材は有機材料であるため、使用環境や使用方法により劣化が進行し、装置の不具合につながってしまう恐れがあります。このような多様な製品部材に対する耐久性を把握するために、各種の劣化検証試験やそれに基づく各種の分析評価を実施しています。
技術資料
- 日新電機技報(通巻150号) 電力機器におけるグリス劣化メカニズムの把握と劣化診断技術の開発PDF(5,096KB)
- 日新電機技報(通巻152号) ゴムの劣化事例および試験方法PDF(2,631KB)