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汎用タイプの625kVA蓄電池用交直変換装置(PCS)を販売開始

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤 成雄)は、再生可能エネルギーの導入拡大および2020年に予定されている発送電分離に伴う電力の需給調整力としてのニーズなど、今後需要拡大が期待される蓄電池市場に対応すべく、汎用タイプの625kVA蓄電池用PCSを新たに開発、2018年2月より販売を開始しました。

 

気象条件によって発電量が変動する太陽光発電や風力発電の導入拡大などによって、需給調整の重要性が一層高まっており、これを発電所で調整する他に需要家側で調整するVPP(仮想発電所)[*1]の取組みも始まっています。この需給調整の有力な方法の一つが蓄電池システムで、その充放電を制御するのが蓄電池用PCSです。当社は蓄電池システムおよび蓄電池用PCSで20年以上の実績があり、その経験を活かして汎用タイプの625kVA蓄電池用PCSを開発しました。

 

2020年に蓄電池用PCS(蓄電池システム含む)で10億円の売上を目指します。

 

 

汎用タイプの625kVA蓄電池用PCSの特長は以下の通りです

 

■各種蓄電池に適応

直流電圧範囲が470~750Vと広範囲なため、各種蓄電池(リチウムイオン電池、鉛電池、レドックスフロー電池、NAS電池など)に対応可能です

■多様な用途の蓄電池システムに適応

負荷平準化(ピークカット、ピークシフト)[*2]、自立運転、外部制御システムとの連携機能を標準装備

■VPP(仮想発電所)への運用に最適

負荷平準化の自動運転中でも外部(上位通信)からの充放電指令に応答可能となっており、VPPでの運用に適しています

 

契約電力の低減や系統停電時のバックアップ用の蓄電池システムに、また再生可能エネルギー発電の出力変動緩和[*3]や、VPP(仮想発電所)事業、電気事業者向けの電力需給調整サービス[*4]用の蓄電池システムに対応します。

 

 

汎用タイプの625kVA蓄電池用PCSの外観・仕様は以下の通りです。

蓄電池用PCSは、交直変換器盤、屋外用パッケージ、連系変圧器から構成されます。

 

■交直変換器盤の仕様

構造 屋内自立型(3面列盤構成)
定格出力 625kVA
直流電圧 DC470~750V
交流電圧 三相3線280V(変圧器により6.6kVに昇圧)
変換効率 97%以上(定格運転時、補機損は不含)
外形寸法 W3000×D1000×H2250mm(屋外用パッケージは不含)

交直変換器盤(右)と屋外用パッケージへの収納イメージ

 

【ご参考】

■参考資料

 補足説明資料(301KB)  

■製品・サービス詳細

蓄電池用PCS  https://nissin.jp/product/newenergy/stb/index.html#anc-pcs

 

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